午前10時15分から町の文化会館で開かれた成人式に出席した。
今年、佐々町では144名の若者がめでたく二十歳を迎える。しかし、前途洋々と喜んでばかりはいられないはずだ。混迷する現代社会にあって、生き方のモデルとなるべく大人自身が進むべき道を見失っている今、いったい彼らは何をよすがに長い道程を歩んでいけばいいのだろう。若者の憂鬱を思う。
社会に翻弄されることなく、常識を疑い、彼らの命が彼らに何をさせたがっているか静かに自身の内なる声に耳を傾けてほしいと願う。
正午からは、町役場で開かれた町主催の新年祝賀会に出席した。
新年の年中行事が始まった。私も、自身の内なる声に耳を澄ましている。