峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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男女共同参画社会

2016年01月14日 | 佐々町町内会連合会長

昨日は、午前10時から正午まで役場3階第1会議室で開かれた「佐々町男女共同参画推進懇話会」に出席した。
予定では、町は今年度中に「第2期佐々町男女共同参画計画」を策定することになっていたのだが、昨年8月に成立した「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」により、今年4月から従業員301人以上の企業と、すべての自治体は女性の活躍推進に向けて「行動計画」の策定と公表が義務付けられたことから、こちらを優先しなくてはならなくなった。

当懇話会は、「男女共同参画社会」について委員間で幅広く意見交換することにより、町の計画策定に貢献することを目的としている。したがって、後者を優先せざるを得なくなったことから今年、会を開く必要がなくなったわけだ。

今回は、その経緯についてと今後の当懇話会の取り組み、活動計画についての説明を受けると共に、男女共同参画に関連した業務を抱えている企画財政課・住民福祉課・産業経済課・教育委員会・健康相談センター、それに総務課の6部署から担当者が来て、現在の取り組みについての話をいただき、それに関して、また、それに縛られることなく幅広く意見交換を行った。

ところで、政府が熱心に推進する「男女共同参画社会」だが、その法律の中で、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その能力と個性を十分に発揮することができる社会の実現を目指すとある。
もっともなことではある。しかし、男女が互いに固定的な性別役割分担意識、つまり「男らしさ・女らしさ」にとらわれるなと言われても、それを是としない人は少なからずいる。
さらに、家庭・家族の在り方、あるいは企業の雇用の在り方、また、いわゆるワークライフバランス、つまり、働き方とか、生活のしかたとか、そもそも生き方そのものをどう捉えるか、あるいは社会保障のシステムを国がどこまで調えるのか等々にも関わってくるデリケートな問題ではある。

懇話会での意見交換でも委員間で多様な考え方が交錯する。
今回の「女性活躍推進法」、女性が職業人として活躍できる社会を決して否定するものではないが、法律を作ればいいというわけではないように思う。大切なのは、国民的レベルでそれらが広く語られるようになること。そして何より、社会の在り方そのものが問われなければならないと考える。

午後1時半からは町の民生児童委員協議会の例会に出席した。
民生委員制度が来年で創設100年の大きな節目を迎える。県民児協が記念事業を考えているとのことから、この日は主に、それに際しどんな事業を希望するか、各部会に分かれて協議した。

 

 

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