何処かに住み替えることを考え始めてからおよそ5年、先々月の20日に不動産売買の契約を交わし、先月28日に決済。無事、家屋の受け渡しを完了した。
移住先は岡山県備前市吉永町の山手で、およそ千坪の敷地に建つフルリノベーションされ、きれいに使われている古民家と、よく手入れされた庭とが女房どのと私の新しい舞台となる。
ここにたどり着くのは定まっていたのが今となっては分かるが、約5年間、ずいぶんと彷徨った。
結局、新しい舞台を見つけられないままずるずる佐々で過ごすのだろうな等と諦めかけた時もあった。
一体、何をやっているのか目標を見失いそうになる時もあった。
そんな中「晴れの国おかやま」と出会ったのは、たまたま女房どのがネットで古民家を検索したことからだった。
岡山県の不動産情報サイトには古民家物件が数多く掲載されており、立派な蔵が付いていたり、農地が付いていたりと興味深い物件が目白押しだった。
また、空き家バンクや各種補助金制度等、県内各自治体の移住施策も充実している。
古民家の素晴らしさと土地柄、気候風土の良さを感じた私たちは、昨年の10月から今年の4月まで都合5回に渡り岡山へ出かけた挙句、遂に、ここしかない・これしかないという物件に出会ったのだった。