一昨日金曜日の12時50分、「議会だより」の編集委員長である仲村町議と議会事務局長のお2人と役場の一室でお会いした。
「議会だより」をより良いものにすべく先進地視察研修等取り組んでこられたそうだが、来年度から冊子の最後のページに町民の声を載せることに決まったそうだ。
ついては先行して、町内会の活動や自慢等を各町内会長に紹介する記事を書いてほしいのだがという依頼だった。
私個人的には願ったり叶ったりの話だが、みなさんと相談してみますとお答えし、午後1時からの町内会長連絡協議会の役員会に臨んだ。
役員会で流れを決めて全体会に臨むという手法を止め、全員で協議して物事を決めていこうと提案し、それが認められ、この日から役員会を15分間にした。全体会の案件等、流れだけをざっと説明し、午後1時15分からの全体会に臨んだ。
先ずは、交通死亡事故について江迎署から交通課長に来ていただき15分ほど、あれこれお話していただいた。各種ポスターやチラシ、その他反射材等も持参いただき、数に限りはあったものの各町内会に配った。
次に、「議会だより」について議会から要望が出ている件について紹介した。
32人の町内会長がいれば、様々な声が上がるのは当然だ。最も大きな声は、町内会の紹介を議会だよりに載せるのは筋違いであり、町の広報誌に載せるべきだというものだった。
筋論からいけば、それはそうだろう。しかし、時代が大きな曲がり角に差し掛かっている今、地方議会が刷新を迫られているのと同様、町内会・自治会の在り方も変化が求められている。町内会で暮らしていらっしゃるみなさんに町内会の今を知っていただくことは重要であり、その観点から言えば、議会だよりのみならず、町内会のことをもっと知っていただくために広報誌にも掲載してもらえるよう行政と話を進める旨発言した。
また、町議会・議員に対しての批判等も出たが、批判ばかりしていても始まらない。それぞれの立場で町づくりに貢献していこうではないかとご理解を求めた。結局のところ町内会長連絡協議会として議会の提案を受けることに賛意を得た。
次に宮中献穀事業について産業経済課課長からこれまでの報告と今後のスケジュールについて話をしていただいた。ここからが本番である。
先の町内会長連絡協議会の大刀洗町での研修について報告を行う。その後、「やねだん」大刀洗で学んだ住民自治についての議論に入った。先ずは、私の方から、いくつかの例を挙げ、「やねだん」で言う行政に頼らない地域づくり、また大刀洗で言う行政を「自分事」として考えることの大切さを訴えた。
終了予定の時刻を15分オーバーして、とりあえず町内会長連絡協議会の会議を終えた。
10分休憩の後、午後2時55分から保健環境自治連合会の会議に入った。
町内会長連絡協議会と保健環境自治連合会と何が異なるか、何1つ異なるところはない。構成メンバーは同じであり、役員も町内会長連絡協議会のそれをスライドさせただけのものだ。
それでは、何故こんなことになっているのか。以前にも記したが、行政のごまかしがあるのだ。行政が「町内会」「自治会」という組織を都合よく使っていることから生じているだけの話なのだ。このことを「精霊流し」等の例を挙げ、町内会長のみなさんにも伝えた。
行政のみなさんは、よく「お願いばかりで申し訳ありません」とおっしゃる。それに対して私は、お願いされる筋ではないと公言している。自分が暮らしている町のために、応分の役割を果たしていくのは町民として当たり前のことではないかと考えるからだ。それぞれが、それぞれの立場で町づくりに貢献していく。住民自治というのは、そういうものだと思う。
この観点から、2つのことをみなさんに提案した。1つは、春のシロウオ漁の時期に佐々川河口周辺の清掃を保健環境自治連合会が主体となって呼びかけを行う。
もう1つは、町内の公園の維持管理は域内にある町内会が行う。
そのいずれもが、最終的に満場一致で了承された。
担当職員からの数件の報告も含め、ここでも大幅に時間延長となった。会議の最後は、町長の他幹部職員が入っての町内会長会である。いろいろ議論がなされ、5時15分終了となった。