面白い場面を朝ドラで見ました。しっかりみているわけでないので、その場面がちょうど目に入ったというのか。『糸電話』のシーンでした。小学生の主人公たちが、糸電話をしていました。なつかしいですね。昭和の30年代でしょうか。紙を筒にして糸でつなぐとあれですね。子供のころ、作って家族と遊んだ記憶があります。その糸電話を、糸を伸ばして川をはさんでやるのです。川を渡すアイデアもおもしろいです。そして、主人公たちの「すずめ」ちゃんと「律」君はお互いの名前を呼び合うのです。「りつー」「すずめー」と何回も。友達の男の子が「お互いの名前を呼び合うのって、お互いに好きなんじゃない」とおちょくります。
さすが北川悦吏子さん、やりましたね と思いました。もし、そんなシーンいいたら、糸電話で私はなんというのだろうか?名前を呼び捨てに出来るのは、そんなときかもしれません。川という距離感と糸電話が可能にしてくれそうです。私ならさらに「ばかもーん」なんて言ってしまいそうです。
そんなシーンでふと思い出した歌が「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」でした。なぜこれが関連あるのかわからないのですが、一生懸命相手を呼んでいるところでしょうか。
スマホで失われた世界です。