南風が強かった。時折、雨も降ってくる。春の嵐だった。今朝の朝日新聞の折々のことばに「真の贅沢というものは、ただ一つしかない、それは人間関係の贅沢だ」があった。サン=テグジュペリの言葉だった。なんとなくうれしい言葉だった。
何か贅沢なことをしているか?といえば、何もない。食べることも、きることも、住まいも贅沢はできない。人間関係は贅沢をしているというのか。ただ、人間関係は豊かで、それに守られて生きている とはいえる。行くとことろ、行くところであたたかさに触れることが出来る。誰かがいつもまもってくれているという安心感の中に生きることが出来る。
今日は教会の「分かち合い」の会に久しぶりに出かけた。私の心の師でもあるシスターがなんとなく呼んでくれたようだ。導かれたというのか。お友達が「ダイヤモンド冨士」の写真をくださった。自宅から偶然撮れたと言う。シスターは嵐の日にお母さんを見舞いに行き、自宅に着くと、嵐が止んで満月が出たと言う。そんな話の分かち合い。
「人よ、いつまで心をとざし、むなしいことを追い、見せかけのものを求めるのか。神は私を選び、ご自分のものとされた」(詩篇)そんな言葉が今日は心に留まった。