夜来風雨の声、ではないが昨夜はかなり雨が降ったていた。(ようだ)各地で大雨の被害が出ている。心配なことが多い。雨も上がっていたので、彦根の教会へ出かけることができた。教会にいけないと罪悪感ばかり出てくる。ミサはもとテノール歌手の神父さんの大きな歌声で始まる。自ら歌いながら入場してくる。今日のミサは特にエネルギーがあった。ミサは共同体として捧げるものなので、神父様と信徒のエネルギーで盛り上がるような気がする。神父様につられて皆が大きな声で歌う。それだけでも大きなエネルギーになる。家にいて、体調が悪いとなにかにつけ自分を責めてしまう。できなかったことばかりみてしまう。そんなことを吹き飛ばしてくれた。
教会の二人のお友だちともお話ができた。まだ、4ヶ月しかこちらに来て経っていないことを改めて感じた。焦ることはない、少しずつ慣れればいいのだと思った。お隣のおばあちゃんのところへ回覧板を持っていった。きれいにお化粧をしている。蒸し暑いので2階は過ごしにくい話になった。「夏は1階で暮らせばよろし。2階は広いからクーラーも効きにくいからもったいない。2ヶ月くらいは独りなんだから、1階でくらせばいい」という話だった。自転車はあぶないから買わなくてもいい も当たっていた。きっとクーラーのこともそうなのだろう。
ここの地で暮らすにはここの地に慣れなくては と焦っていたようだ。まぁ、体調を崩したので、不安だったからだろう。「梅雨時期の体調不良」をネットで調べると、気圧の影響があるらしい。特に音に敏感な人はなりやすいという。三半規管と気圧の関係らしい。耳のマッサージがいいというのでやってみると、単純な私はよくなったような気がする。ああ、単純でよかった。
雨に濡れた紫陽花は情緒がある。紫はさびしいので淡いピンクがいい。彦根では「くちなし」がたくさん咲いていた。もと夫が「トイレの匂い」できらいだ と言っていたことを思い出した。遠い日のお話のようだ。ふと「あせらず、おこらず、あきらめず」ということばを思い出した。少しずつできるようになれるといいなぁ。