体調が戻るとまた外出が始まる。気がつけば6月末!半年が過ぎた。書類は7月1日に提出でいい などとたかを括っていたが、そうもいかない。今日は郵便局へ午前中、午後は大津まで出かけた。大津までは1時間。以前住んでいた平塚から東京駅までと同じなのだが、遠く感じる。周りの風景のせいだろうか。東京へ行くのはごく当たり前だったが、大津へ行くのは特別な気がする。大津駅周辺は県の省庁が集まっていて、あとはマンションと建物ばかりだ。でも、周りは山に囲まれている。
体調を崩したせいで、なんとなく心細かった。どこにいても不安なのは同じなのだが。大津の街でなぜかほっとする。ビルのせいだろうか。いや、そうではないなぁ。帰りの電車で思ったのは、比叡の山が見えるからのようだ。自分でもわからないが、比叡が好きで何回も訪れるうちにこの長浜に辿りついた。友達のいう「比叡のお坊さんが訪ねてくるあたりに住んでいたのよ」もまんざらでもないような気もする。
人がこひに落ちるのは3秒でいい という話だ。ピラッとひらめくらしい。他の人には感じないなにかをその人に感じるのだろう。張っているアンテナにかかるのだろうか。おもしろいもので「危険な感じの男がいいのよ」といっていろいろあった友だちは「結婚相手は用心棒のような安全な男なのよ」と笑った。私はわからない。でも、「その後姿の肩のあたりのさびしさに弱いのよ」 と言ったら、「3秒で後ろ姿まで見たの?」と言われた。うんー、何に惹かれたのだろうか。
最近は白髪やしみの話、年金の話、どこにもこひの話はないなぁ。「まちこさんなら、まわりにサッカーマンがたくさんいるじゃない」と言われるが、「お友だち(同士)」なのだ。こひに落ちるにはしみが多くなりすぎた。でもね、年を取らないような関係をかんがえるのもいいなぁ と思うの。もう、3秒ルールはないなぁ。