新型コロナウイルスの感染者は増えている。見えない影響を想像すると大変なことだと思う。マスクは近所では売っていないようだ。それでも電車に乗ると、8割近くの人がマスクをしている。思わず、どこにありました？と聞きたくなる。それにしてもどうしてトイレットペーパーがないのだろうか。ネットではマスクがびっくりするような価格で販売されている。こんな折に、寄付するならわかるが益を得ようなんて！そんなことをしたら「みっともない」（恥ずかしい）という意識がなくなったらしい。
陶芸教室に出かける。今日は対岸の山の峰がうっすら雪をかぶっている。琵琶湖は晴れていてうつくしい！自然に抱かれるという感じで電車に揺られた。誰かの言葉を借りれば、生まれる前から見たことがある風景のようにも思う。この湖北に来て、この風景に癒されていく。ここに招いてくれたものに、人に大いに感謝！自然のぬくもりだ。
焼きあがったお湯のみでコーヒーもお茶も飲んでいる。重く見えて軽いのがいい陶器だと先生は言われるが、これは重く見えて重い！でも、その唇への当たりのよさと手へのぬくもりは、どんな陶器よりもあたたかい気がする。でこぼこも手になじむのかもしれない。思わず両手でつつんでしまう。
取り戻さなくてはならないのは、真の「ゆたかさ」ではないだろうか。私は大事なものを忘れていたのだろう。それは多くの日本人が忘れていたもののようにも思う。このぬくもりのあたたかさをあなたに届けたい！
