ものごとが煮詰まらないように、人も自分も追い詰めないように、できるだけ気分転換に出かけるようにしています。今日は午後から60%の雨の確立。雷雨になる予報でした。何とか天気がもってほしいと、お盆のお花やお菓子を買いに銀行の用も含めて草津へ出かけました。
この暑さがいけないのかお花も元気がありません。結局、お花は地元で求めることになり、花を抱えて帰る道、あと5分くらいの所で遠くで鳴っていた雷が大きな音で近づき、急に雨脚が強くなりました。先が見えないほどで、折り畳みの傘などは役に立ちません。さすがに先には進めず、マンションの階段下で雨宿りです。どんどん水たまりができます。
それこそ濡れネズミ状態です。少し休めば止むでしょうとひどい有様の顔や髪をタオルで拭きますが、タオルもびしょびしょです。
約10分ぐらいでしょうか、雨が嘘のように上がりました。ああ、恋ってこういうものなのだなぁとおばあさんは優著なことを思うのです。先も見えなくてもともかく夢中で進むのですね。そういえば、激しい雨の中を歩くのが好きでした。過ぎてしまえばうそのようにびしょびしょで見るも哀れでも、どこかで後悔以上の独特の感情があるようです。つらく死んでやるのと言っても、恋はこいなのでしょう。
あいは静かな雨かもしれませんね。本当の愛は大地を潤すようなそういうものなのではないかと思うのです。豊かになれとやさしく降ってくれるような。誰かからだれかを奪うような次元のものではないように思います。