日中、歩いてくるととても喉が渇きます。途中で給水しているのですが、大丈夫かな?と思うくらい飲み物が必要です。おかげさまで貧乏とはいえ三食しっかりと食べることができます。人の体は、口から入るもの以外では成り立っていないそうです。暑いですが、しっかり食べてくださいね。
秋田の被害状況を見ていますと胸が痛みます。泥まみれの布団を指さして、「全部布団がこんな感じです。これからどうやってどこで眠ればいいのでしょうか」という言葉には誰も答えられません。人生に覚悟は必要と言いますが、だれがこのような状況を予想したのでしょうか。手も足ももがれたような状態から、どうやって立ち直ってくのでしょうか。
祖父母は前にも書きましたが関東大震災で身につけているもの以外は全部失いました。それでも、父と伯父のために必死で生活を立て直したということでした。祖母は、てんぷらのようなものを揚げて売ったとか。ほとんど儲からなかったそうですが。祖父は洋服屋さんでしたから、田舎から布をもらってきて衣類を作って売ったとか。祖父母がその後は、物は持たずにうつくしい庭を造ったことはブログに書きましたね。下町に住んでいましたから助け合って生き抜いたのではないでしょうか。
愛するひとを失って、絶望の底にいてもは人は立ち上がっていけるものだと思います。愛したもののために生きることもできるからです。生きることが愛したこと、愛していることになるのですから。今、愛しているものがあるということは、生きる力になるのだと思います。