ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

残雪の荒島岳

2011年04月06日 | ちょっと遠出の山

  

  海外の気象台が、日本中に放射能が舞うといっていた6日は、列島がすっぽり高気圧に覆われ、どこもかしこもお日様マークが出ていたので、早朝ザックに荷物を詰めて大阪を朝一番の「サンダーバード」で福井に向かった。そこからさらに越美北線に乗り換え、勝原(かどはら)に着いたのが10時33分。そこから標高1523Mの荒島岳に登る。スタートは遅いが帰りの列車も14時台と18時台にしかないので、18時台に乗ることにすれば余裕で戻ってくることができる。

  登山口はスキー場だがすでに廃業していて、かっての電話ボックスも今は登山届けボックスになっている

 

  リフトがあればゲレンデの終点まで300Mぐらいは稼げるのだが、地道に下から行くしかない。雲ひとつないお天気なので、すでに大汗が吹き出る

 

ブナの木の周りはすっかり春になっている

 

  しゃくなげ平には登らず斜面をトラバース。「もちが壁」の入り口で昼食。しゃくなげ平の斜面を見上げればどこまでも青空

 

  ここからいよいよもちが壁を登る。部分的に急斜面があるのでアイゼンを履いて、ストックもピッケルに持ち替える

 

直径1M、深さ2Mほどの大穴。危ない、危ない

 

途中いくつも偽ピークを見ながらの上りは息が上がる

 

 

果てしなく空に向かって登っているような気がしてくる

 

右の端がやっとピークらしい

 

15時30分到着。遅いスタートだったので山頂には誰もいない。途中であった人も6名ほどだった。

 

白山がその名の通り白く輝いている

 

  「もちが壁」の下りさえ気をつければあとは軽快に下って17時にはゲレンデまで戻れた。電車は18時45分発なので駅の周辺を歩いてみる。出番の終わった雪囲い

 

こんなものにも雪囲いが

 

駅は無人駅

 

電車が来たときにはすっかり日も暮れて月が出ていた

 

  20時過ぎに福井駅に着いたら、もう駅弁屋も閉店。コンビニでなんとかお弁当を買って20時32分のサンダーバードに乗って遅い夕食。

 

23時20分ごろ帰宅。さすがに疲れたがお天気は上々、このところの気の沈みも忘れた最長記録の日帰り登山だった。

 

 

 

 

 

 

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