海外の気象台が、日本中に放射能が舞うといっていた6日は、列島がすっぽり高気圧に覆われ、どこもかしこもお日様マークが出ていたので、早朝ザックに荷物を詰めて大阪を朝一番の「サンダーバード」で福井に向かった。そこからさらに越美北線に乗り換え、勝原(かどはら)に着いたのが10時33分。そこから標高1523Mの荒島岳に登る。スタートは遅いが帰りの列車も14時台と18時台にしかないので、18時台に乗ることにすれば余裕で戻ってくることができる。
登山口はスキー場だがすでに廃業していて、かっての電話ボックスも今は登山届けボックスになっている
リフトがあればゲレンデの終点まで300Mぐらいは稼げるのだが、地道に下から行くしかない。雲ひとつないお天気なので、すでに大汗が吹き出る
ブナの木の周りはすっかり春になっている
しゃくなげ平には登らず斜面をトラバース。「もちが壁」の入り口で昼食。しゃくなげ平の斜面を見上げればどこまでも青空
ここからいよいよもちが壁を登る。部分的に急斜面があるのでアイゼンを履いて、ストックもピッケルに持ち替える
直径1M、深さ2Mほどの大穴。危ない、危ない
途中いくつも偽ピークを見ながらの上りは息が上がる
果てしなく空に向かって登っているような気がしてくる
右の端がやっとピークらしい
15時30分到着。遅いスタートだったので山頂には誰もいない。途中であった人も6名ほどだった。
白山がその名の通り白く輝いている
「もちが壁」の下りさえ気をつければあとは軽快に下って17時にはゲレンデまで戻れた。電車は18時45分発なので駅の周辺を歩いてみる。出番の終わった雪囲い
こんなものにも雪囲いが
駅は無人駅
電車が来たときにはすっかり日も暮れて月が出ていた
20時過ぎに福井駅に着いたら、もう駅弁屋も閉店。コンビニでなんとかお弁当を買って20時32分のサンダーバードに乗って遅い夕食。
23時20分ごろ帰宅。さすがに疲れたがお天気は上々、このところの気の沈みも忘れた最長記録の日帰り登山だった。