これぞサバイバルという映画「127時間」を観た。アメリカ、ユタ州のブルー・ジョン・キャニオンでの実際の話の映画化だが、山への単独行が多い人間にはちょっと怖い映画。
導入部では、車から自転車に乗り換え、渓谷を疾走、歩いて岩に取り付き楽しそうに自然を満喫する主人公だが、すぐに暗転。右手を岩に挟まれ身動きができなくなってしまう。手持ちの道具で何とか岩を削ったり持ち上げようとするが岩は動かない。その間、頭に去来するのは悔恨、希望、妄想など様々な思い。水も食べ物も尽きたとき、助かるためにはこれしかないと決意し実行する究極のサバイバルの方法といえば・・・。
最初からわかって観ていたとはいえ、なかなかリアルな描き方だったので観ている方もつらかったが生への執念で生き延びた主人公のその後の実際の映像が最後に出てきたのにはホッとした。
これからは荒地山の七衛門嵒をくぐるのは、ちょっと怖いかなぁ。