ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

室生再訪

2012年04月19日 | その他

   

2年前に宇陀の仏隆寺の桜を観にいった帰りに寄った室生の里の雰囲気がとてもよかった。ただそのときの室生の桜は少し遅かったので、今回満開の時期に再訪した。

最寄り駅は近鉄の室生口大野。駅の周辺の桜も満開

 

先ずは駅から歩いて10分ほどの大野寺の枝垂桜。お見事!

 

境内は花盛り

 

川を挟んだ対面の摩崖仏

 

近くのカフェ、というより茶店

 

 東海自然歩道を歩いて室生寺のある集落を目指す。途中、山の中に室生山上公園芸術の森という施設があった。ロケーションは素晴らしいが訪れる人は少ないようだ

 

歩いて1時間ほどで室生の里に到着。桜は満開、椿や水仙も咲き乱れていた 

 

 

西光寺の枝垂桜

 

その上のお屋敷の辺りの雰囲気がとてもいい感じ

 

室生寺周辺も桜が満開

 

 

国宝、室生寺金堂

帰りも同じ東海自然歩道を歩いたが、陽の差さない石畳の道は苔むしていて滑りやすく、何度も滑りかけたが何とか持ちこたえ、今回はこけずに済んだのだった。

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ヘルプ 心がつなぐストーリー

2012年04月19日 | 映画

   主人公スキータは、その当時家に黒人の使用人がいるのが当たり前の白人の中流家庭の娘で、大学を出て小説家を目指して地元の新聞社で働くようになる。

  アメリカで奴隷解放令が出て100年、今から50年ほど前の1960年代ミシシッピ州が舞台なので、黒人たちは当然雇用契約で雇われているのだが、その実は理不尽な扱いを受けたり、白人至上主義のKKK団に狙われたりして根強い差別のなかにいる。そんな状態を取材し本にしようとスキータは黒人のメイドたちに話を訊こうとするのだが、メイドたちは仕返しを恐れてなかなか応じてくれない。それでも1人2人と協力者が現れて最後には"The Help"という本になって出上梓されるまでのお話。Kathryn Stockettの同名の小説が原作になっている。

  メイドが働く白人の家庭の女たちはポーカー、パーティーなどに興じて、家事も育児もメイド任せ。黒人は不潔だから家の中のトイレは使わせないと、使ったメイドをクビにしたり、外に専用のトイレを作ったりする。そのくせメイドが作った料理に舌鼓をうち、子どもがメイドにべったりなついてもそれは当然のこととして受け入れる。そのあたりの差別感情が矛盾しているように思えるのだが、説明できないところにその根深さと本質があるのかもしれない。映画の中ではメイドの作ったチョコレートパイをおいしいといって頬張ってとんだしっぺ返しにあうところが痛快に描かれている。

  描かれる白人の中にはメイドと真っ当な雇用関係で接したり、スキータのように義憤に駆られて行動する人物もいるのが救いになっているが、差別という問題は黒人が大統領になる時代が来ても完全に払拭されたとはいえず、その根深さが悩ましい。

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