最近はネットのamazonや、BOOK OFFなどの店舗でも安く古本が手に入るようになり、つい気軽に手を出してしまう。安いのはありがたいが、新本のように定価で手に入れたというありがたみがなく、つい「積ん読」状態にもなってしまうのはいいのだか悪いのだか・・・。時折処分もしているが、いつの間にかまた溜まっていく。
今回、昔集めた映画関係の本、パンフレット、ポスターなどを思い切って処分しようと古本屋さんに来てもらった。これらはみな、定価で手に入れ、目も通していて、それなりに愛着もあるので処分を決めてからもグズグズと引き伸ばしていたのだが、場所ふさぎでもあるのでやっと重い腰を上げることにした。
一番映画を観たのは1970年代だが、今のように公開が終るとすぐDVDになるという時代ではなかったので繰り返し名画座で上映され、3本立てなどというのもあった。そんななか年間100本ぐらいを映画館で観ることもあった。付随する本やら資料を集めていたのもその頃である。
ただ、現在の古本業界では70年代は新しすぎて、1950年代から以前のものでないと大した価値はないとのことである。といってあと20年も30年も寝かして古くなるのを待つというわけにもいかない。結果、ダンボール6箱分で買取提示価格12,000円也。思わず「うーん」と、うなってしまったが了承してしまった。
スペースができてスッキリはしたが、一抹の寂しさが・・・。