秋山シーズンも終盤、高い山はすでに雪を被り、冬山に変身。この冬一番の雪が踏みたくて御嶽山にでかけた。いきなり3000M峰ということで若干の不安もあり、登山口への足も考えて今回は珍しくツアーに参加することにした。
木曽福島へ向かう中央線沿線は今紅葉の真っ盛り。列車の中から移動する紅葉の山並を眺めることができ、豪華な鉄道旅となって得をした気分である。
宿への送迎車のなかからも紅葉の山々が美しい。その山の間から翌日登る雪景色した御嶽山が顔をのぞかせている。
今回の参加者は4名とガイドさん1名。宿へ着いてから、ガイドさんから明日の予定、装備などの説明があり、スリング、カラビナを使った安全確保の方法なども教わってこの日は解散、明日に備える
翌朝5時に朝食、外はまだ真っ暗だが、お天気はよさそうだ。6時前に車で出発、登山口の中の湯に向かう。身支度を整え、7時に出発
出だしは体が重くて足が上らないが、参加者は皆健脚のようでペースがけっこう速い。一生懸命歩いて1時間40分ほどで八合目到着。
真っ白になった乗鞍岳が見えてきた
南アルプス方面。手前には紅葉、バックは幾重にも重なった山並
九合目の手前。空はどこまでも青い!
九合目からは斜度も出てくるのでアイゼン装着、この辺りから強風も吹いてくる。1人なら引き返したかもしれないが、今回はベテランのガイドさんがいる安心感で剣が峰を目指す。
1110時剣が峰(3067M)到着。下には凍った二の池、後は笠ヶ岳、乗鞍岳
南アルプス方面。左には富士山の頭も見える
頂上の鳥居にはエビの尻尾の卵が成長中
頂上から少し下りた陽だまりで昼食。12時過ぎ下山開始。1445時、スタート地点の中の湯に到着。
天気は上々、1人だと黙々と登るだけだが今回はガイドさん、他の参加者の方々とも山の話が弾み、楽しい山行きだった。事故もなく無事に登れたことに感謝。