フィンランド・フリークの友人に誘われて県立美術館で開かれている展覧会を観に行った。彼女はフィンランドには何回も行っていて、本場でいくらでも見ているだろうにそれでもまだ見たいという。
私のフィンランドへのイメージといえばムーミン、かもめ食堂、森と湖の国、サウナなど。そもそも北欧3国をはっきり個別に認識できているかといえばまことに心もとない。だがなんとなく3国ともおしゃれであまりせかせかせず、暮らしよさそうという漠然とした感じがする。友人が惹かれるのもそんなところなのかもしれない。
展示は美術あり、絵本あり、家具あり、生活雑器ありの何でもありだが、暮らしに根ざしたそのデザインはシンプルでセンスがよく親しみやすい。一度訪れたい気持ちにさせられる。
観終っても友人はまだ足らないのか、三宮の北、山本通りにあるフィンランド料理の店に行きたいという。マニアになるというのはそういうことかと半ば呆れぎみにこちらも付き合った。