以前無雪期に焼岳に登ったとき、登山道の木についている目印のテープが恐ろしく高いところにあるのにびっくりした。高さ4Mから5Mぐらいかはるか手の届かないところにある。よほど雪が深いのに違いない。これは登らねば、ということで今日は焼岳である。
松本から高山に行く高速バスに乗り「中の湯」のバス停で降りるがバス停は上高地への釜トンネル入り口付近、このあと曲がりくねった車道を延々1時間ほど歩かねばならない。登山口は9番カーブのところにあるので9回も曲がらねばならない。しかしこれを厭うようでは山登りはできないというものだ。
登山道は急でもなく緩やかでもなく一定の速度で気持ちよく歩ける。一応アイゼンを付けたがなくても大丈夫そうだ。
霞沢岳が見えてくる
りんどう平から焼岳南峰、北峰。間からは噴煙が上がっている。斜面には山スキーヤーたちも見える
霞沢方面
ここから北峰頂上(2445M)まではまだ1時間半ほどかかる。帰りのバスの時間を考えて「今日はこれくらいにしといてやる」と下山にかかる。
登山道をはずして木の根元の空間に落ちて大穴をあける。危ない、危ない
バス停まで下りてくるが時刻を勘違いしていて次のバスまで1時間以上ある。じっとしていると寒いので近くの「塚原卜伝の湯」に入る。なんだか危ないところに建っているが、この小屋で脱いで下へ下りて行くと小さな浴槽がある。30分単位の貸切りで入れる野趣豊かな温泉だった