行っても仕方ないと思いつつ話だけ聴いておくかと今年も関電の株主総会に行く。
役員たちからは株主からのどんな質問、意見にも、「暖簾に腕押し」「木で鼻を括る」のたとえがピッタリの答えしか返ってこないが、そんななかでも原発の再稼働についてだけはしっかり主張するのだった。
昨年は代理人で済ませた筆頭株主の大阪市も今年は市長が出席。原発容認のかっての共同代表と袂を分かったせいか今年は威勢よく熱弁をふるい質問もしたが、ひな壇に居並ぶ役員たちの答えは原稿を読み上げるだけ、真剣に向き合うことはなかった。
役員の構成をみると、一人だけ昭和30年生まれがいるだけであとは20年代以前の生まれの人ばかり。ほとんどは関電生え抜きで40年以上のキャリアの結果得た地位だからそれを守ることしか考えてないんだろうな。そもそもそうでないと役員になんかなれないんだろうな。発想の転換とか思い切った改革なんてとても無理な話なんだろうな。若手の生の声も聴いてみたいのだが。