新年早々、あまり気の重い映画は止めておこうとジャズがふんだんに聞ける映画を観ることにした。1960年代にスウェーデンで母国語でジャズを歌った実在の女性シンガーが主人公。
主人公モニカは娘を持つシングルマザー。両親と同居しながらスウェーデンの田舎町で電話の交換手をする傍ら(有紐交換台が懐かしい!)週末はストックホルムに出てジャズを歌っている。才能を認められアメリカのジャズクラブに招かれたりもするが。私生活では娘の養育を巡って父親とはうまくいかず、再婚した男性ともうまくいかない。
歌手として成功したいという野心を持ちつつ、母として妻として生きることの困難さは今でもそんなに変わってないんだなぁと思いつつ、最後は父親とも和解し新しいパートナーとも結ばれめでたしめでたし、というのはちょっとできすぎじゃないのとつっこみたくなる。まあ正月だからいいか。
演奏されるジャズの名曲は一瞬眠りの世界に誘われるほど耳に心地よかった。