特に興味があったわけではないがたまたまテレビで「テッド」の前作を観て、その動きに魅せられてしまった。テッドの発する言葉は下品でとても子供向きのテディベアではないけれど、実写とアニメの合成が見事で、テッドの表情も豊かで動きも滑らか。なかに人が入っているような気さえする。普段特殊効果を使った映画とかアニメをほとんど観たことがないので、ここまで技術が進んでいるのかと少々時代遅れの感心をしてしまった。そこで今回続編を映画館で観ることにした。
前作で少年時代のジョンの願いによって言葉を話し動くようになったぬいぐるみのテッドが長じて結婚し子供を持とうとする大騒動の話。一応人権問題なども取り入れ、社会性をアッピールしているがとにかく会話が下品、セックスとドラッグに関する汚い言葉連発。映像自体は別に暴力的でもなく過激なセックス描写があるわけでもないのにひたすら言葉だけでR15指定。モフモフのぬいぐるみが主人公なのに子供連れで観られない不思議な映画。先日見た同じR15指定の「私が会うまでの1600キロ」とは対照的。
その愛らしさと言葉のギャップに惹かれてけっこう最後まで楽しく観てしまった。特に冒頭のダンスのシーンなど何度でも観てみたい。