今年も乗鞍の位ヶ原山荘までのバスの運行が始まった。そこから標高差700M弱を登れば剣ヶ峰の頂上に立つことができ、そして下りにはお楽しみが待っている。
新島々ではバスの乗客は私一人だったが乗鞍高原に入って観光センターや休暇村の駐車場から乗客が増えてくる。大半はスキーヤーとボーダーだが登山者も幾人か交じっている。
0900時過ぎに位ヶ原山荘着。お天気は上々とはいえないがそれぞれ登り始める。やはり今年は雪が多そうだ
剣ヶ峰も見えてくる
頭の上に青空の穴
頂上の鳥居が見えてくればあと一息
2時間半ほどで剣ヶ峰(3025M)到着。バックは高天原か。前回は3時間以上かかった記憶があるが今年はコース取りがよかったせいかツボ足で楽に登れた。
鳥居にはまだエビのしっぽも
遠望はなし。見下ろして位ヶ原方面
頂上から少し降りた辺りで、スキーヤーたちがみな嬉しそうに滑り止めのシールなどを外して滑る準備している。しかし私だってお尻にはスキーを内蔵。斜面に座って手で勢いをつけてやれば爽快に滑りだす。登ってきたかいがあるというものだ。
いろいろなところで雪の斜面を登ってきたがどこでも尻スキーが楽しめるわけではない。やはり斜面の角度が重要。あとは雪面の状態とか周囲の状況もあってなかなか適したところは少ない。そんななかここ乗鞍の斜面は尻スキーには最適、あとは御嶽山の東斜面くらいか。
おかげで下りは30分で位ヶ原まで着いてしまう。帰りのバスは1332時なので小屋で昼食を頼んで時間をつぶす。
朝は見えなかった摩利支天、富士見岳方面
晴天とはいかなかったが久しぶりに豪快に雪の斜面の下りを堪能できた1日だった