兵庫県立美術館で開催中の「ベルギー奇想の系譜」展を観に行く。ポスターで知ったのだがなんだかちょっと奇妙でおもしろそう。
ポスターに使われている絵も変だが、他にも奇妙でグロテスクな作品がいっぱい。作品自体は小さいのでよく見ないとわからないのだが人間とも動物ともつかない生物がうごめき、なかには排泄していたりする中世の作品がいちばん強烈。大きなサイズで観たらちょっと引いてしまいそう。「芸術=美しい=感動」そんな単純な思い込みをぶっとぱすような表現満載。ベルギーにはそんな奇想の系譜が現代まで続いているんだそうな。ワッフルとチョコレートのイメージで見ていてはダメなのね。
人の頭に浮かぶことは様々だが凡人がそれを具体的に表現することは難しい。しかし表現してしまう人も世の中にはいるのだ。思わず「表現の自由」という言葉の意味を考えてしまう。
ちなみにこの作品のタイトルは「生き残るには脳が足らない」うーん、なんともシュール