本州で一番低い気温を記録したことがあるという岩洞湖が全面結氷して先週からワカサギ釣りが解禁になった。ワカサギが目当てではないけれど、凍った湖面を歩いて小さな半島にある相ノ山に登るルートが山雑誌に紹介されていたので行って見ることにした。
朝のバスは何人か乗客がいたが車で来る人ばかりなので岩洞湖で下りたのは私一人。
スノーシューを着けて凍った湖面に下りるが湖面の雪は浅くここではスノーシューは不要だった。人工湖のようだが思ったより面積が広く思い思いの場所に皆テントを張って釣りを楽しんでいる。テントから釣りのエサまですべてレストハウスでレンタルできるので手ぶらでも楽しめるらしい。
寒いとつい室内に閉じこもりがちだが、実際に北国、雪国で暮らしている人たちは寒さを利用した楽しみ方をしているのだと改めて思った。
初めは恐々湖面に乗って人の歩いた跡をたどるがそのうち足跡のないところを自由に歩いていく。
まずは水天宮にお参り
半島の尾根に取り付くところでスノーシューを履くが予想以上に雪が深い。今日は休日なので先行者がいるかと思ったが甘かった。また一人でラッセルしていくが先日の鎌倉森より雪質が重く、もぐったスノーシューを持ちあげるのに消耗する。これはとても頂上まで行けそうにない。この辺りが夏道との合流点のようだが、帰りのバスの時間もあるので、引き返すことにする。
テントを撤収したところにはドリルで穴を開けた跡
平らな湖面ではクロスカントリースキーなどを履いて歩いたら楽しそうだ。
冷え切った体を暖かいバスに収容してもらうとホッとする。結局雪の中でもがいただけで終わってしまったがそんな日もあるさ。