連日の猛暑、山も標高の低いところは暑い。やはり少し高いところに行きたくなる。今の諸事情を考えるとまったく屈託なく行けるわけではないけれど、グレードを下げて安全に行けるところということで、何度も登り勝手知ったる唐松岳へ行くことに。
前日の予報では午前中晴れ、1500時頃から雨の予報だったが、当日になって終日曇りの予報に変わった。山は最初から雨の可能性ありと思ったら案の定ゴンドラの乗り場に着いた0630時頃には雨が落ちてきて、出だしからカッパを着て7時前にリフトの終点から上り始める。
晴れていたらこんな具合なのだが
今の時期、山で遭難でもしたらかなり大迷惑になりそうなのでいつも以上に慎重に登っていく。特に危険なところもないが雨でぬれた岩が滑りやすい。眺望はないが高山植物は満開だ。ダケカンバの森も緑が鮮やか
休息ポイントの扇の雪渓だがこの天気では人もいない
2時間ほどで丸山ケルンに着く。
強弱はあるが雨は止むことはない。ここで引き返すことも考えるがせっかくなので先へ進む
1030時唐松小屋到着。風も出てきて遠くどころか近くもよく見えない
頂上(2696M)だけ踏んで即下山
登って来たときはガスってよく見えなかった八方池が一瞬見えた
1310時八方池山荘まで下り、山荘で昼食。
遠望はダメでも足元の花は満開
クルマユリ
ダイニチアザミ
ニリンソウ
チングルマ
ハクサンシャクナゲ
ゴゼンタチバナ
エゾシオガマとウサギギク
ハクサンチドリ
ニッコウキスゲ
シシウド・タカネマツムシソウ
眺望はなくスカッとした山行ではなかったが、とりあえず気温は低くさほど汗もかかず、下界とは違う涼しさを味わった。今年はこんなことでお茶を濁すしかないか。