本当の槍・穂は先日の台風のあとかなりの降雪があってすでに雪山になっている。小屋は11月の初めまで営業しているがとても気軽には行けない。しかし六甲の槍・穂なら1日で両方上って下りて来れる。
まずは杣谷を登る。このところの雨で滝も景気よく流れている。何度か渡渉があるがあるが渡るのにはそれほど支障はない。
穂高湖からまずはシェール槍に登る。ここはこれまでに何度か上っているがここから見える小さなピーク新穂高は入り口がわかりにくく未踏の状態。今日こそは登りたい。
槍の西に見えるピークが新穂高
全体的にはまだまだ紅葉には早いがこれはすっかり秋仕様
地図で見ると徳川道の途中に東西の入り口があって破線のルートが繋がっている。前回は西側の入り口がわからなかったので今回は東側の入り口を探す。
徳川道の分岐に建つ石の道標。片側は「すぐまや」、もう片一方は「すぐありま」となっている。摩耶がすぐなのはわかるが有馬はまだまだ先だと思うが
ここからしばらく歩いていくとテープがあって新穂高と書いてある。なるほどここが入り口か
道は笹に両側から笹が張り出しているがわかりやすい。小さなピークを越えてついに新穂高頂上へ
ほとんど眺望はなし。ここでお昼を食べて西側に下りていくがけっこう急傾斜だ。今年の1月に雪の斜面の下りで流血してから下りには特に慎重になる。途中大きな岩を捲くところと送電線の鉄柱のところでルートがわかりにくいがあとは問題なく西側の入り口に到着。
西側の目印は火の用心No.19
あとはトェンティクロスから市ケ原へ下り新神戸に出る。
途中の河童橋。槍穂に上って河童橋に下りてこられるとは出来すぎだ
さしずめこの辺りは大正池か
1日で槍と穂高に登頂できるとは六甲ならではのお楽しみ。新穂高への道は地図上も破線であまり一般的ではなく眺望も悪いので歩く人は少ないようだがプチ縦走の気分が味わえてなかなか楽しいルートだった。下りの急斜面を避けるなら西から入って東に抜ける方が無難かもしれない。
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