新聞の評で取り上げられていて面白そうだったので「極道めし」を観にいった。神戸での上映がないようなので大阪まで出ていったが損はしないおもしろさだった。
刑務所の雑居房の5人の囚人がお互いシャバで食べたうまいもの(「おいしい」というより断然「うまい」が似合う)の話をするが、勝敗は聴いている者が生唾を飲み込んで喉を鳴らした回数で決定。賞品として刑務所で出るお正月のおせち料理のなかから好きな一品をもらえる。普段質素なメシ(けっこうおいしそうな健康食に見えるが)を食べていて、うまいものに飢えている受刑者らしい話。
ただそれそれが語る食べ物といっしょにその人の人生も語られるところがミソ。母親にまつわる話、恋人にまつわる話などどれもホロッとさせられる。出てくる料理は格別豪華なものではないがどれもおいしそうに撮られていて観ているだけどこちらもお腹が鳴ってくる。結末はちょっとほろ苦いがそれもよし。観終わってから、家で玉子かけごはんをワシワシと食べたくなる映画だった。
焼とうもろこしもいるね
でもすべてかあちゃんが作ったもの!というのがみそですな
無精卵ではあかんのやろね