ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

初めての山登り 白馬三山縦走①

2020年05月11日 | 山旅

初めて本格的な山歩きを経験したのは、高校2年生のときの白馬三山縦走だった。今から50年以上前の話だ。

当時通っていた高校には山男で山岳スキー部の顧問もされていたT先生がいらした。そのT先生の立案、引率の下夏休みの学校行事として登山があり、希望者が参加することになっていたのだ。

参加を希望すると6月ぐらいから毎週土曜日の午後に居残って先生による登山講座を受けなければならなかった。天気図の描き方、地図の見方等々一応カリキュラムはあるのだが、実際は先生の山での武勇伝になることもしばしばだった。

先生の山に関してのこだわりを反映して、着るものなども細かく指定された。ズボンは古ズボンを切って膝丈にしゴムを入れた。シャツは母親の昔の毛のシャツを借りた。帽子にはあご紐をつけ、リュックは父の持っていたものを借りた。

問題は履物なのだが、当時登山靴といえば本格的な皮のごついのかキャラバンシューズといわれるブルーのナイロン製のものが主流で、今のようにいろいろな種類はなかった。買えばそれなりの出費なので、先生からは、安価で丈夫ということで全員に地下足袋を履くようにとのお言葉が。ヒェー、しかし逆らうわけにはいかない。

かくしてある土曜日の午後、学校に地下足袋業者が招かれ各自サイズを合わせて購入したのだった。

 

 


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