槍から下りて松本へ戻る。金曜からの週末には穂高から中房温泉への乗合バスが動くのでそれを待ちたいところだが、関東甲信越地方も梅雨に入ってしまって当分晴天は望めそうにない。6日の夜には松本で山関係の映画の上映があるのでこれでも観て帰ることにするか。
空は淀んでいるがかろうじて雨は落ちてこないので美ヶ原温泉まで歩いて、静かなこじんまりとした雰囲気が気に入っている松本民芸館に行ってみる。
歩いていると薪を製造販売しているところがあった。そういえばこの辺りの民家には煙突があって薪ストーブを利用しているところがけっこうあるようだ。松本で薪ストーブのある家に住むっていいなぁ。
穂高岳山荘と涸沢ヒュッテ共同開催の映画上映とトークショーを観て今回の旅は終了
今年はこれまでになく雪の山をよく歩いた。雪の状態は雪質、天気、気温などによって様々。アイゼン、ピッケル、ストック、スノーシューなどの道具のどんな組み合わせが自分の技量、脚力に必要なのか、ツボ足でも行けるのか、それを見極めピタッと決まって楽しく上って下りてこれた時の充実感がたまらない。無雪期の山行では味わえない楽しさがある。山に新雪が積もる季節の到来が待ち遠しい。
ところで今回の山旅では2度転んでしまった。一度目は雪の下の空洞に後ろ脚をとられ前へバッタリとこけた。これは無理からぬ転び方といえるが、あとの一回は松本の駅前の路上。横断歩道の信号が変わりかけていたのであわてて歩道から少し外れたところを渡ったとき、道路に埋め込まれているライトの出っ張りに気づかず転んだ。足をひっかけて前につんのめって思わず手をついただけと強弁してみるが、やっぱりこけたんだろうね。
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