ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

錦秋の東北山旅 青森へ

2012年10月09日 | 山旅

仕切り直しであらためて東北新幹線「はやて」に乗る。仙台までは以前乗ったことがあるが、それ以北は今回が初めてとなる。

「はやて」のお顔はかなりの面長

 

仙台まではけっこう乗客も多いが、仙台でかなりの乗客が降り、盛岡でも降りるとさすがに新青森まで行く人は少なくなってしまう。

沿線の田圃はほとんど稲刈りも済んでいるので彩りに欠けるが、それでも広々とした眺めはいかにも東北らしい。3時間半ほどで新青森到着。新青森の駅の周辺はまだあまり開けていない。在来線で青森駅までは一駅だ。

本州の最北部に降り立ったが、寒くない、いや涼しくも感じない。まだ半袖の人がいるくらいだから関西とあまり違わない。紅葉も少し早いかもしれない。本来なら八甲田の麓の酸ヶ湯温泉に泊まりたいところだがこの時期、かなり早くから満室状態で予約が取れなかったので今日は青森で泊まって明日日帰りすることになった。

駅周辺には3年前にはなかった施設がいくつかできていたのでそのひとつ「ワ・ラッセ」に入ってみる。ねぶた祭りの掛け声から採った名前のとおりねぶたの山車が展示されている。

 

 

木と針金の枠に和紙を貼り付けていくだけだが、その複雑な造形に驚かされる。造る職人さんは副業の人もいれば専業の人もいるとのこと。山車はその年の祭りが終ると、展示されるごく一部を除きすべて壊してしまうそうなのでほんとうにはかないものだ。それでも祭りが終るとすぐにまた来年に向けての準備が始まるとのことなので、青森の人の祭りに懸ける情熱は相当なものだ。

東北の夏の三大祭のなかでもやはりねぶた祭りが一番壮大できれいなのではないだろうか。一度観に来たいとは思うが、ホテルの人の話だと期間中の部屋の予約は受付と同時に埋まってしまうらしいので、観客の方もかなりの情熱を要求されるようだ。

「ワ・ラッセ」を出て、青森湾を見渡す橋に上ってみる。前回見学した青函連絡船「八甲田丸」が下に見えるが、塗りなおされて前回よりきれいになっている

 

街のマンホールもねぶたの山車と、はやし立てる跳ね子の絵柄になっている

 

 街の八百屋さんにも秋のにぎわい

 

 

 街を歩いてみても古い街並みなどが全く見られないのは終戦間際の米軍の空襲のためらしい。青函連絡船も何隻も沈められてしまったとのこと。交通の要所とはいえこんな本州の田舎の街まで焼き払われてしまうのだから、いったん戦争になれば戦闘員も非戦闘員も関係なし、堪ったものではない。

 

 

 

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錦秋の東北山旅 東京泊まり

2012年10月08日 | 山旅

高い山ではすでに初冠雪もあり、紅葉真っ盛り。どこへ行こうかと迷うところだが、今年は東北へ遠征することにした。

 2009年の6月新緑の頃訪れた八甲田山の毛無岱(けなしたい)付近の眺めが美しく、紅葉の頃もさぞかしと思っていたのでこれを観て、東北を南下して他の山も楽しもうというつもりである。ところが、最初からつまづき前途多難の旅の予感が・・・。

当初の計画では費用の安い日本海フェリーで秋田まで行ってJRで青森を目指すつもりだったが、新幹線を乗り継げば途中の東京で新しくなった駅を見ることができると思い、計画を変更した。

東京から新青森へ行く特急「はやて」には自由席はなく全席が指定席である。そんなに混まないと思ってタカをくくっていたが、すでに普通車は満席、やむなくグリーン車を取ることになってしまった。新大阪から新幹線に乗って出発したが、列車が東京駅に入る直前に「東北新幹線に遅れが出ている」とのアナウンスがあって、いやな予感

東京駅に着いてみると午前中の車両トラブルのため、東北新幹線の乗り換え改札付近は積み残しの人で溢れ、ダイヤの遅れは5、6時間とのこと。私の乗る予定の列車はすでに運休が決まっている。全列車指定席はなくなり、順次動き出した列車に立ち席覚悟で乗らねばならない。しばらく待ってはみたが押し寄せる人並みに疲れてしまい本日の乗車はあきらめ東京泊まりを決める。

おかげでゆっくり東京駅を鑑賞できることに。周りはみな近代的なビルになってしまったなかで堂々のクラッシクな外観。見学の人でごった返している。

 

ドーム型の屋根の内部も荘厳な雰囲気

 

 

神田界隈を歩いてみる。カレー屋さんの看板

 

東京のマンホールはこんなの

 

ソフトバンクのお父さんがモーツァルト風になっていてかわいい

 

東京に来るといつも思うのだが、この地下鉄網の複雑さはどうだ。断面図にしてみたらどんなものだろう。各路線の深さがぶつからずによく掘ったものだと感心してしまう。トンネルは一度掘ってしまえばめったに崩れたりはしないのだろうか。しかし大地震のときはどうなのかな・・・。

 

日暮れて東京駅にも灯が入っていっそうきれいに

 

東京はいつ来ても人が多い。人並みを掻き分けて歩くのは山を歩いているよりずっと疲れるのだった。

 

 

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截金(きりかね)

2012年10月05日 | その他

御影の辺りを散歩していたら香雪美術館での催しが目に留まった。

 

截金(きりかね)とは初めて目にする言葉である。どんなものかわからなかったがそのポスターの色鮮やかさに引かれて入ってみた

 

うーん、すごい。その一言である。作品とともにその手法が紹介されていたが、その精緻で繊細、手間のかかる方法にただただびっくりである。

まず薄い金箔を6枚張り合わせてそれを細い断片に裁断、膠などの糊で装飾を施したいものに貼り付けていくのだそうだ。せっかちでがさつな者にとっては気の遠くなるような作業である。まことに職人の手わざとはすごいものだと感嘆するばかり

年譜によれば作者の江里佐代子は若干56歳で人間国宝になったが、6年後滞在中のフランスで客死してしまったとのこと。死因が脳溢血と聞くと、この根をつめたような作業のせいでは、とさえ思えてしまう。それほど繊細で優美な職人芸の世界に魅了された

 

 

 

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住吉川で鮎

2012年10月04日 | 散歩

住吉川沿いの道を歩いた。ここにも秋がいっぱい。

ここで釣りをしている人を時々見かけていた。ほんとに釣れるのか疑問だったが、今回「釣れる」のだと知った。それもかなりの大漁である。バケツの中を見せていただくと5、6匹、よく太った鮎が跳ねていた。稚魚も放流しているが、天然ものの方が多いそうだ。

 

 近くの小学校では組体操の練習真っ最中。最近は事故を恐れて敬遠されているのかと思ったが、先生が何人も付いてバックアップは万全のようだ

建った!

 

 

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きのこニョキニョキ

2012年10月03日 | ちょっと裏山

午後3時間ほど六甲山に上がった。まだまだ暑いが、山の中ではいろいろなキノコが顔を出していた。これがみんなマツタケだったらなぁ・・・。

大きいのもあれば

 

ヒョロ長いのも

赤いのもあれば

 

 

 

 

 

 

 

 

白いのも

 

はたまたプチトマトみたいなのも

 

ついでに栗も

 

季節は確実に秋に向かっているのであった。

 

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