のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

んなこったろーと思ったよ。

2005年10月11日 23時07分36秒 | 日常生活
思わず口調があらっぼくなっちゃって
ごめんあそばせ。

やっぱり覚えちゃいませんでした。
うちのカチョー。
何一つ、金曜の記憶がないと笑いながら
あっけらかんと言い放ってました。

始まって30分ぐらいから後の記憶が
ほのかにしか残っていないそうな。

皆から

「こんなこと言われました。」

と訴えられ

「全部、口先だけですから
 気にしないでください。」

ときっぱり男らしく言い放った課長に
危うく惚れるところでしたわ。

ハルとナツ~届かなかった手紙~

2005年10月11日 23時04分42秒 | テレビ鑑賞
■ストーリ
 1934年。北海道からブラジル・サンパウロ州への移民となった
 姉・ハル(9歳)とその家族。そして出発の地・神戸で病のため、
 ひとり日本に残された妹・ナツ(7歳)。激動の時代を困苦の
 ブラジル移民として耐え抜いた姉。一方、日本で戦争と復興を経て、
 経済成長の中をひとりで生きた妹。70年間引き裂かれた姉妹。
 その人生の歳月を、スケール豊かに浮き彫りにする壮大な大河ロマン。

■感想 ☆☆☆☆
 母親は在宅の介護ヘルパーをしている。
 母親が訪問している老人のひとりが
 このドラマを見てつぶやいた言葉。

 「現実はこんなもんじゃない。
  もっとひどかった。
  もっと辛かった。
  数倍も数十倍も悲しかった。
  こんなに綺麗でもない。」

 この言葉が真実だと思う。
 実際に戦争を体験された方々の
 「戦争反対」という気持ちは理屈ではない。

 それでも「体験」として戦前の苦労も
 戦争中の恐怖も戦後の混乱も知らない私たちは
 こういったドラマでせめて「知識」を
 増やしていくべきだと思う。

凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉

2005年10月11日 22時57分59秒 | 読書歴
■ストーリ
 「異端の民俗学者」蓮丈那智。彼女の研究室に一通の調査依頼が届いた。
 ある寒村で死者が相次いでいるという。それも禍々しい笑いを浮かべた
 木造りの「面」を、村人が手に入れてから―(表題作)。暗き伝承は時を
 超えて甦り、封じられた怨念は新たな供物を求めて浮遊する…。
 那智の端正な顔立ちが妖しさを増す時、怪事件の全貌が明らかになる。

■感想 ☆☆☆*
 木村多江さん、岡田義徳さんが出演していた2時間ドラマが
 思いのほか面白かったため原作に興味を持ち、購入。

 古くから伝わる因習や日本の風土について
 研究を行う民俗学という言葉は知っていたが
 どういうふうに研究を進めるのか、
 どういったスタンスで研究を行っているのかなどは
 全く知らず、純粋に知識欲を満たすこともできた。
 推理小説形式で進められているため、読みやすい。

 民俗学に関する謎とその謎に関連して発生する殺人事件とがあり
 主人公たちは、その両方の謎を解き明かす。

 どの事件も日本が持ち続けた独特の「家」制度や「村」制度が
 からんでいて日本の風土がもつ「陰湿さ」や「陰影」を
 色濃く反映している。

 西洋の御伽噺やマザーグースの童謡にも残酷なものは多い。
 だが、日本の民話や伝説は残酷に加えて陰惨なのだと思う。
 妙に底意地が悪い。
 それは日本独特の「集団意識」からなる陰湿さなのかもしれない。

 そういった民話の影の陰湿さを研究する主人公たちの姿に
 わくわくしてしまうのは、私が日本人として
 育てられたからなのだろうか。