のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

トムとジェリー

2007年11月12日 21時23分53秒 | 映画鑑賞
言わずと知れた大人気アニメ、トムとジェリーを
バスハイクの日、復路のバスの中で久々に鑑賞しました。

随分、長いこと、ご無沙汰してたためか
隣に座っていた小学生のオンナノコと一緒に
大笑いしながら、新鮮に楽しむことができました。

おかしい。
今までトムとジェリーって苦手だと思ってたのに。
トムの間抜けさが痛々しくて、「オモシロイ」と思う感覚と
「・・・ツライ」と思う感覚すれすれのラインをうろうろしてたのです。
いや、のりぞうの中では若干、「ツライ」が上回っていたから
多分、苦手だとインプットされているんだと思うけど。

でも、今回、数年ぶり・・・いや、14、5年ぶりにじっくりと見て
トムとジェリーって、本当に仲良しだったんだな、
お互いにお互いを認め合っているから、
全力で、本気でぶつかりあうことができてたんだな、
と思うことができました。
よかった。今回、トムとジェリーを見なかったら、
ジェリーのことを本気で「性悪ネズミ野郎」だと誤解したまま、
生涯を終えるところだったわ。

楽しそうにじゃれ付いて、共通の敵(犬)と対峙するときには
手を取り合って、助け合って、目の前の敵がいなくなったら
また、じゃれあって。こういう気取ることのない仲間
無理せず自分の本能を見せられる相手って、実は一番必要なのかも。
と羨ましくなってしまいました。

それにしても、映像の古さなどはやはり目に付くものの
今見てもまったく色あせることなく面白いってすごい。
ほとんど科白がない(つまり説明がない)のに、
ちびっこちゃんも大人も共通で楽しめる。
これって素敵なことだと思う。

いつも、あまり選り好みすることなく、暇に任せて
小難しい説明たくさんのマニアックなアニメも
こちらが「こういうことかいな?」と頭を使いながら見るアニメも
オトナの現実を等身大で描いているアニメも
ビジュアル的にとにかく美しいアニメも広く浅く楽しんでいるけれど、
こういうずっとずっと人気がある作品は、
やはり支持されるだけの理由がある。
どの世代が見ても楽しるってことが、
作品の質の高さを証明してるのね、と納得の作品でした。