のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ラベルのない缶詰をめぐる冒険/アレックス・シアラー

2007年11月26日 20時52分09秒 | 読書歴
■ラベルのない缶詰をめぐる冒険/アレックス・シアラー
■ストーリ
 「天才少年」にしか見えない少年、ファーガルのひそかな趣味は、
 ラベルのない(取れてしまった)缶詰を集めること。
 ある日、カラコロ音がする不審な缶詰を開けると、
 そこに入っていたのは金のピアスだった。
 そして、次にあけた缶詰の中に入っていたのはなんと・・・・・。

■感想 ☆☆*
 表紙はピンクを基調としたポップな色調に優しいタッチで描かれている
 イラストはファンシーで、とってもかわいらしい。
 けれども、この表紙で中身を推測して読み進めると
 ストーリ展開に驚くこと間違いなし。とんでもない話が待っている。
 待ち受けているストーリはドキドキワクワクハラハラ。
 「おどろおどろしい。」「ぞっとしない。」
 こんな形容詞もぴったりくる展開。

 もっともそれだけでもない。根底にあるのは友情と自立。
 周囲に誤解され、ひとりで過ごす時間の多い男の子が
 風変わりな趣味を一緒に分かち合える友人と出会い
 誰かと一緒に楽しみを共有できる幸せを味わう物語。
 人はいつだって、時間や感覚を共有できる人、分かち合える人を探して
 生きているんだと思う。そして、そういう人を見つけることができたとき
 「楽しい」と思う感覚は、本来の何倍も楽しめるのだと思う。

 大人は子どもの頃の感覚をすぐに忘れてしまう。
 子どもの頃に「自分は大人になっても絶対に忘れない!」と決意したことも
 いつの間にか徐々に徐々に忘れてしまう。
 子どもと正面から向き合っているつもりでも、
 子どもから見ると、ほんの少しピントがずれている。
 アレックス・シアラーは、そういった子どもの目線から感じる
 「大人のずれ」を見事に描き出していて、そういえば、私も小さい頃は
 大人に対して、こんなふうに思っていたなぁと懐かしく思い返した。

みにくいアヒルの子

2007年11月26日 20時29分56秒 | 日常生活
本日もるんたるんたと出勤し、制服に着替えようと
更衣室に行ったところ、ロッカーの鍵を忘れたことに気がつきました。


・・・・うっわー。
久しぶりに鞄を変えた途端にこれだよ!
だから不用意に鞄を変えられないのです。
おしゃれに洋服と鞄をコーディネイトするだなんてありえないっ!
そんなことしてたら、毎日、忘れ物だらけです。

つーか。
どーすんのよ、この妙に浮かれた格好は・・・。
制服に変わってからも、そこそこきちんと感はおさえた洋服を着て
出社しているつもりですが、何ゆえに今日に限って、
「おっと。これから公園でひなたぼっこ?」というような
「これから動物園にでも行くの?」というようなかじゅありぃな洋服?!
ジャケットなんてジーンズですよ。ジーンズ。
かと言って、ジャケット脱ぐと、更に力が抜ける休日仕様ですよ。

ま、唯一の救いは、女性SEのうちのほとんどの方々が
比較的カジュアルな格好だってことでしょうか。
男性はスーツですが、女性は大抵の格好が許されてます。
みんなお洒落さんで、いつもいつもうっとりしてます。
・・・もっとも、総務はみんな制服。
目立つことに変わりはないのです。
とほほ・・・・。

案の定、出社したワタクシに先輩が「お?」と目を留めます。
廊下ですれ違う先輩も、トイレで出会う同僚も
「あれ?制服は?」と聞いてきます。
うわーん。ロッカーの鍵を忘れただけなんですー。
過剰反応しないでくださいー。

それにしても人の感覚ってオソロシイものです。
「集団の中でひとり違う格好」というだけで
こんなにも気恥ずかしい気持ちを味わうとは。

などと、徒然なるよしなしことをつらつらと考えながら
スケジュールを確認していると、のりぞうの行動予定表には
「昼から出張」の文字が・・・・。

きゃー!思い出したー!!!
今日は昼から社外出張だったー!

スーツのおじ様方、お姉さま方の中
ひとり場違いな格好で出席するのりぞう。
・・・・身を持って、TPOの有益性を学びました。
「形から入る」って大事ですわ。