社会人３年目／恥ずかしがらないで。

街を歩いていると、よく見知らぬ人に声をかけられます。
話しかけやすいオーラが出ているみたいです。

と、思っていると、友人から
「なんか暇人ぽいんだよ。
　ぼぉっと歩いてるし。」
と、訂正されました。自分を正しく知るって難しいです。

そんなのりぞうが二年前に福岡の中心地、
天神を歩いていたときのお話です。
結婚退職される先輩の送別会に行くために
珍しく中心地までやってきていたのりぞう。

突然、見知らぬおじ様から話しかけられました。

「どこ行きたいとね？」

・・・・？？
なんでしょう？突然。。。。

「どこ行きたいのか教えんしゃい。
　おじさんが連れてってやるけん。
　おじさん、もう２０年以上、この町に住んどうけん
　大抵のところは分かると。
　ほら、言ってん。行き先はどこね？」

すごい。まだ道に迷ってもないのに
道案内人が名乗りを上げてくれました。
しかも話しかけてもないうちから。
袖刷りあうも他生の縁。
人様のご好意は感謝して受け入れなければ。

ありがたくつれてっていただくことにしました。
まあ、実際、行き先に自信はなかったし。
歩きながら世間話に花を咲かせます。

「へぇ、あんたいくつね。ふんふん。
　で、どこからきたと？」
「実は、道案内をしていただいてますけど
　市内なんです。市内なんですけど
　滅多に街に来ないので、なかなか
　お店とかわかんなくって＾＾；」

と、おじさんが大笑いしながら
即座にのりぞうの申請を却下。

「んな馬鹿な。市内だなんて。
　おいちゃんをなめちゃぁ、いかんよ？
　おいちゃんはもう２０年以上も
　この街で暮らしとうと。
　嬢ちゃんがこの街の人間かどうかなんて
　一発でわかるばい。」

・・・・えっと。
本当なんですってば！
一生懸命、訴えるのりぞう。

ですが、おじ様は取り合ってくださいません。

「あんたみたいな子が市内で暮らしとうわけない。
　山の子やろ？すーぐ分かる。
　でも大丈夫、大丈夫。
　別に田舎生まれでも田舎暮らしでも
　恥ずかしくもなんともないと。
　正々堂々と故郷をなのりんさい。」

嘘ついてませんてば・・・。
とうとう最後まで福岡市住民と信じてもらえませんでした。
どゆこと？！
　
　

生きてます！

新人研修が終了したため、
出社時間を変更しました。

この二ヶ月は７時半に会社到着できるように
家を出ていましたが、今日は７時４０分に出発です！
夏間近の朝の空気は気持ちよく
歩くのにちょうど良い気候。

会社近くの横断歩道で
いつも出会う小学校のの用務員さんに
久しぶりに遭遇しました。
気持ちよくご挨拶。

「おはようございます♪」

と、用務員さんが顔をくしゃくしゃにして
喜んでくださいました。

「よかった。生きとったんやね！
　長いこと、顔見らんかったけん
　殺されたんやないかと心配し取ったよ。」

そりゃ確かに女性を取り巻く環境は
日々不穏になってきていますが
顔を見せない理由なんて
他にもたくさん見当たりそうなものです。

退職とか、転勤とか。。。。

何はともあれ、おじさんの誤解が解け
不安も解消されてよかった、よかった。
なんだかとってもいいことをした気分です。

育った環境が「普通」です。

明日から１．５日、お休みです☆
久々に実家に帰省してきます。

実家は未だにネット接続がダイヤルアップです。
ネットをする際は、電話が使えません。

寝るときは、シングルベッドに妹と二人です。
まちがえて父親と同じ布団に入ると
本気で母親に焼餅を焼かれます。（要注意）
寝相の良い妹にも要注意です。

テレビは２年前から一家に二台に増えましたが
二台が同時についているところを
見たことがありません。

ストーブも二台ありますが
やはり同時についているところを
見かけることはほとんどありません。
リビングから自分の部屋に移動すると
もれなく妹、母親がついてきます。
父親はついてきませんが
ストーブは消されてしまいます。
（でも、ひとりになれて嬉しそうなのは
　気のせいではないと思います。）

扇風機、エアコンは存在は知っていますが
台風のとき以外、稼動しているところを
見たことがありません。
我が家では台風の風物詩。

基本的に部屋がいくつあろうとも
なぜか一部屋しか使わない。
それがのりぞうの実家です。

さあ、明日から１，５日、
人口密度の高い生活を満喫してきます。

友情が復活するとき

大学時代の知り合いから
本当に久々にメールが入りました。

「元気ー？
　久々にご飯でも食べながら
　近況報告しない？」

おお。本当に懐かしい。
何年ぶりの連絡だっけ？

「いいよー」

流れには身を任せるのりぞうです。
予定がない限り、お誘いは断りません。
というわけで、再会です。
女性が二人集まれば、話が途絶えることはありません。
環境の違いなんてくそくらえー。
同じ話題で盛り上がれるぞー。

ぜえぜえ、少し疲れてきました。

知り合いも少し疲れた模様。
無口になります。

・・・・と、彼女いが安心したように
遠い目をしながらつぶやきました。

「よかったぁ。のりぞうちゃんが変わってなくて。
　私の知り合いで結婚もしてなくて彼氏もいないっていう
　奇特な人はもうのりぞうちゃんだけだよ。」

・・・へぇ。そうなんだぁ。。。
彼女は最近、１年半付き合った彼氏と別れた模様。
女の友情が復活するきっかけなんて
こんなもんです。

人生は日々勉強です。

平井堅さんのライブに行ってきました。
彼の友人が少なそうなところや
ネクラっぽいところが大好きです。
あと、ライブのＭＣで自虐ネタが多いところとか。

なんとなく親しみを感じるのです。

１０周年記念ライブということで
本人曰く「もうかった曲中心」に
美味しいとこ取りの作品の数々で大満足。

見終わった後、福岡市での今後の
イベントスケジュールを見ながら
雑談をしていました。

「ブラストは見に行くんだよね。
　へぇ。サンパレスかぁ。どこだっけ？」

「ここだよっ！」

「・・・・・へぇ。。。。」

人生とは勉強の連続です。
毎日確実にほんの少しずつ
賢くなれているのりぞうです。




【ここから蛇足】
ちなみに彼の曲で
こんな片思いされたいなぁ、と
憧れ気分Ｎｏ．１の曲は「even if」

恋人がいる女性に片思いしている男性の曲。
好きな人がいる人を好きでい続けるって
すっごく素敵だと思う２６歳の乙女です。
好きになってくれそうな人を好きになるのではなく
この人しかいない、と思える人を好きになりたい。

もっとも、自分が彼の立場で
自分が好きになった人が彼女を捨てて
のりぞうと付き合いたい、とおっしゃったら
その時点で百年の恋も冷めてしまいますが。
好きな人を大切にできる殿方が好きです。

なるほど、恋愛が成就しないのは
この矛盾だらけの恋愛観のせいか。。。

でもって、こんな恋人関係だったらいいな
と思うのが「ボクハトモダチ」
恋愛関係を歌っている曲ではないのですが

「さびしいときは　あとすこしつきあって
　うまく話を聞いてくれないか
　君の声だけが　こころを軽くする
　ただあいづちを打ってくれるだけで

　君がいないと　僕は本当に困る
　つまりそういうことだ」

多くを語らないさっぱりした関係が素敵☆

で、のりぞうの「ベスト　オブ　平井堅」は
「Gaining　through　loosing」

「失ったものから何かを得る。」
そういう前向きな考え方で生きていきたいな
と思うのです。　損して得取れ、みたいなかんじ？

・・・・かなり違いますね。

とにかくとっても幸せ気分満載の日曜日でした。

生きてる意味

友人から泣きながら電話がかかってきた。

「私、生きてる意味がない。
　もう死にたい。
　殺してほしい。。。」

彼女が欲している言葉は何も与えられなかった。
彼女が今、どんな状況なのか
詳しいことが何も分からないため
その場しのぎの慰めしか言えなかった。
そもそも彼女がどんな慰めを必要としているのか、さえ
分からなかったのだ。

でも。

生きている意味がある人っているのかな。
この人じゃないと駄目だ、という生き方をしている人って
本当にいるのかな。

会社で働いている人であれ、
自分で仕事をしている人であれ
「絶対にこの人しかできない仕事」というものは存在しない。
誰かが倒れたとき、辞めたとき
周囲の人が変わりにできるようになっている。

芸能人であれ、歌手であれ
その仕事には特別な才能が必要だけれど
そもそも職業自体が「ないと困るもの」ではない。

科学者や研究者だって
どんなに大きな成果を挙げても
「自分だから発見できた」と自信を持って
言える人がどれくらいいるだろう？
「自分が発見しなくても、
　いずれ誰かが発見できたもの」も多いはず。

そうやって考えていくと
この地球上に
「生きる意味がある人」なんて存在していない、
と思うのだ。

ただ「なくなってもいい命」も絶対に存在しない。
「粗末にしてもいい命」はひとつもない。

どこかでひとつ命がなくなれば
その周辺で多くの涙が流れる。
涙を流す人が存在する以上
その人が生きる意味は必ずある。

そう思うのです。

彼女が亡くなったら泣く人がいることを
私は知ってます。私も泣きます。
だから彼女が生きてる意味はある。

そう伝えてあげればよかった。

意思疎通って難しい。。。

今日は朝から有志が集まって勉強会です。
というと、お堅い集まりのようですが
要は
　・今日の自分より明日の自分を
　　成長させたいぞー！
　・そのためにいろんな人とお話したいぞー！
　・ていうか、楽しく学びたいぞー！
という人たちが思いを共有して参加している集いです。

そのため、勉強会自体も
　・無理せずに
　・参加できる人だけで
　・たいそうな準備はせずに
行ってます。

そうはいっても動き出したばかりの話なので、
これからどうやって運営していこうかなど
決めていく必要があるのも事実。

というわけで、今日の勉強会は
まずそこから決めましょう！という名目で
集まりました。

集合時間は朝の九時！
朝って一番脳が動く時間帯なんですよね。
それに朝集まって昼解散だと
一日が長くてお得な気分☆
さあ、張り切って始めるぞー！


・・・・五分前に到着したところ
門が閉まってました。

えっと。。。。入り口はどこですかー？
鍵は自分で開ける必要がありますかー？
・・・・鍵はどこですかー？（ちょっと弱気）

不安になってyu-kaさんに電話。

「おはようございます。
　今日の勉強会ってどこでしたっけ？」

・・・・場所はあってます。。。
ちなみにyu-kaさんは今どちら？

「もうすぐ出るところよー。」

え？あっけらかんと遅刻ですか？
むぅ。。。。しょうがないので、もうひとりの参加者
イマタツさんにお電話。

「え？もう着いてるの？！
　今日は１０時からだよ？
　のりぞうちゃんって、ホント、天才的よねぇ。。
　笑いの神様が降臨しとるとしか思えんっ！」

誉められてるわけではないことぐらい
のりぞうにもちゃんと分かります。
伊達に２６年間
おばかな間違いを繰り返してません。

ていうか、開始はじゅ、じゅうじですか？
今、九時ですよ。

「・・・帰ってもいいですかぁ？」
「帰るなよ！参加しようよ。。。」

ええい！こんちくしょうめい！
半ば八つ当たり気味に電話を切り、
天神をうろうろしながら開始時間をじっと待つのりぞう。
・・・そういえば、第一回目の勉強会のときも
地震のために、天神をうろうろさまよったっけ。
この勉強会に参加するたびに天神を
さまよう羽目になるのは何かの嫌がらせでしょうか？
誰かの怨念でしょうか？


と、のりぞうを取り巻く深遠な謎について
想いをめぐらせていると、yu-kaさんから
メールが到着しました。

「到着！ちゃんと開いてましたよー。
　ひとりぼっち（；_；）」

おやぁ？開始は１０時では？

「違うよ！９時半！
　イマタツさんが出したメールにはまちがいなく
　９時半って書いてあったもん！」

・・・意思疎通って難しいですねぇ。。。

１０時にイマタツさんも合流。
無事に勉強会を開始しました。
色々あったけど、残ったからには
やる気満々で参加しますよー！
さぁ、今後のことについて真剣に考えましょうぞ！

張り切ってホワイトボードを陣取るのりぞう。
みんなが出した意見を書き出してみました。

「のりぞうって・・・・
　字が汚いのね。。。。」

・・・・帰ればよかった。。。



【本日の勉強会での気付き】
　・字は丁寧に書きましょう。

ちょう反省

週末は睡眠をとらずに楽しむ主義ののりぞうですが
なぜか最近、「気がつくと落ちてる」状態が続いています。

木曜日の帰宅後、いつものように
パソコンを立ち上げました。





・・・・ふと目を開けると朝６時！

え？え？
何が起こったの？動けない・・・・。

立ち上がるまでの時間が少し遅いため
床に正座して待っていたのりぞう。
その姿のまま、倒れてた模様。。。

足がしびれて動けませーん！
着替えてもいませーん！
メイクもおとしてませーん！
パソコンもスクリーンセーバーが
がんがん動いてまーす。
電気もつけっぱなしでーす！

・・・ていうか、昨日出席した飲み会のために
ほうりなげてた仕事を拾うため、今日は
いつもより早く出社するつもりじゃなかったっけ？！

なのに、寝坊。。。。


そして、金曜日（昨日）。
帰宅後、パソコンを立ち上げたところで
その予兆を感じました。

ん？怪しい。。。。

人は成長する生き物ですね。
その瞬間の前触れを感じ、
ちゃんとパソコンを落としました。
テレビも消しました。



次の瞬間から記憶がありませーん！
やっぱり着替えてませーん！
電気も消せませんでしたー！

・・・・えっと。今晩は眠らずに
木曜、金曜に無駄にした時間を
取り戻そうと思います。

って反省はそこではないはず。
と、気付くぐらいの女性力はのりぞうにもあります。

大学４年／どこかで聞いたような話

バイト仲間に少し変わった子がいました。
彼は仲良くなるととっておきの秘密を
教えてくれるのです。彼の秘密とは・・・・



「実は俺、多重人格なんだ。」



・・・本で読んだことがあります。
のりぞうの通っていた大学は心理学系の講座が
豊富だったため、体系的に学んだこともあります。
が、実物を見たのは初めてです。

で、いつ発覚したの？
病院に通ってるの？
今、治療途中？

・・・ていうか、本物？

色々と好奇心が渦巻きましたが
まったくもって信用してませんでした。
だって、二重人格ってそんなに得意そうに
打ち明けるものじゃないもの。
本当に多重人格障害を持っている方は
その事実を受け入れるのに膨大な時間を要するもの。

仲良くなった人にだけ特典として
教えてもらえるような、そんな特別なものではありません。
そういえば、ビリー・ミリガンとか
少し前に流行ったっけ。。。。

案の定、彼は病院には通っておらず
自力で回復を試みているとのこと。

ありえんっ！（きっぱり）

いや、面白いけどね。
それを真剣に語ってくれることが。

ところが、これを全面的に信じたのが
バイト仲間のはおちゃん。
なおかつ、はおちゃんは彼にいたく同情し
同情が愛情に変わるというお決まりのパターンを踏み
彼と付き合い始めました。

その後、彼は彼女と協力して治療に励み、
なんとか人格をひとつ消すことに成功したとか。
専門家なんかより愛の力のほうが強いという実話です。

おもしろすぎます。
のりぞうの周辺には、なぜか
こういう面白い人がよく集います。

大学３年／クリスマス前の準備

クリスマス一週間前の夜。
のりぞうは季節と関係なく、バイトにいそしんでいました。
さあ、帰宅しようと明るい道を歩いて帰っていたところ
隣に車が横付けされました。

おや？道に迷ったかな？

近づいていくのりぞう。
社内には若い体育会系らしき殿方が。

「あの。自分、これから夜のハイウェイを
　かっとばすつもりなんですけど！
　よろしければ、ご一緒にいかがですか？」

夜のハイウェイをかっとばす。。。？
尾崎豊以外の人が日常生活でこの言葉を
使っているところに初めて遭遇しました。
残念ながらのりぞうは
くるまに乗ると３０分でねちゃうんです。
ドライブなんて無理なんです。

丁寧にお断りしたところ
体育会系の殿方はしばらく考え込み

「あの！自分と結婚を前提とした
　お付き合いしていただけませんか？
　その上で夜のハイウェイをかっとばす
　というのはいかがでしょう？」

・・・あくまでも、夜のハイウェイは
実施したい模様。避けては通れないようです。
それともクリスマス一週間前という季節が
この方の焦燥気分を駆り立てたのでしょうか？

ていうか、結婚を前提とした付き合いを餌にするなんて。
その餌でつれる人がいるのでしょうか？

・・・のりぞうは、
「この餌でなら釣れる。」と思われたのでしょうか？
せつなすぎます。