■ストーリ
九州、阿蘇地方のとある地域で死者が次々と
そのときの姿でよみがえるという不思議な現象が発生。
厚生労働省に勤務する川田(草なぎ剛)は、
故郷でもある現地に向かい、死んだ親友、俊介の
恋人だった葵(竹内結子)と再会、調査を開始。
やがてこの現象でよみがえった人々は3週間しか
この世にいられないという法則に気づき、葵のために
俊介をよみがえらせようとするが…。
梶尾真治の同名小説を原作に繰り広げられるラブ・ファンタジー映画。
生者と死者との優しき想いが前半は群像劇として描かれ、
後半は川田と葵のドラマに焦点が絞られていく。
■感想 ☆☆
やはり映画は映画館で見ないと、集中力が持続せず
物語に入り込めない。これは私の問題。
日本映画にありがちな問題が随所に見受けられるものの
やさしい映画ではあった。こういう甘ったるさは好き。
好きだからこそ、そして役者陣が豪華だからこそ、
ひとりひとりのエピソードを消化できていないのが
勿体無い、と思ってしまう。
黄泉がえりを望んでいるのは、死者ではなく
死者に近しい人。黄泉がえった死者を暖かく
受け入れる周囲の人たち。
死者の黄泉がえりは、いいことなのだろうか。
そこから疑問に思ってしまったことが
この映画にはまることができなかった一番の原因だろう。
死者にとっても残されたものにとっても
一番の解決法は死者を思い出の中にのみとどめて
今を生きること。
わざわざ深く思い出すことはないと思うのだ。
黄泉がえりとその後に訪れる別れによって
新たな悲しみが発生すると思えて仕方がない。
なぜ、登場人物たちは黄泉がえり体験の後
みんな穏やかな顔になったのだろう。
私が同じ体験をしても穏やかに死者を
見送れたのだろうか。
九州、阿蘇地方のとある地域で死者が次々と
そのときの姿でよみがえるという不思議な現象が発生。
厚生労働省に勤務する川田(草なぎ剛)は、
故郷でもある現地に向かい、死んだ親友、俊介の
恋人だった葵(竹内結子)と再会、調査を開始。
やがてこの現象でよみがえった人々は3週間しか
この世にいられないという法則に気づき、葵のために
俊介をよみがえらせようとするが…。
梶尾真治の同名小説を原作に繰り広げられるラブ・ファンタジー映画。
生者と死者との優しき想いが前半は群像劇として描かれ、
後半は川田と葵のドラマに焦点が絞られていく。
■感想 ☆☆
やはり映画は映画館で見ないと、集中力が持続せず
物語に入り込めない。これは私の問題。
日本映画にありがちな問題が随所に見受けられるものの
やさしい映画ではあった。こういう甘ったるさは好き。
好きだからこそ、そして役者陣が豪華だからこそ、
ひとりひとりのエピソードを消化できていないのが
勿体無い、と思ってしまう。
黄泉がえりを望んでいるのは、死者ではなく
死者に近しい人。黄泉がえった死者を暖かく
受け入れる周囲の人たち。
死者の黄泉がえりは、いいことなのだろうか。
そこから疑問に思ってしまったことが
この映画にはまることができなかった一番の原因だろう。
死者にとっても残されたものにとっても
一番の解決法は死者を思い出の中にのみとどめて
今を生きること。
わざわざ深く思い出すことはないと思うのだ。
黄泉がえりとその後に訪れる別れによって
新たな悲しみが発生すると思えて仕方がない。
なぜ、登場人物たちは黄泉がえり体験の後
みんな穏やかな顔になったのだろう。
私が同じ体験をしても穏やかに死者を
見送れたのだろうか。