のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

幸せになりたい

2005年09月15日 06時34分32秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的夏クール2位
■木曜夜21時放送
■出演:深田恭子、松下由樹、谷原章介
    忍成修吾、鶴見辰吾

深刻なドラマや泣ける映画も見ますが
基本的に何も考えずに笑ってみることができる
ドラマが好きです。

つまり、こういうドラマ。
全体的にぬるさが漂うドラマでしたが
見終わった後に幸せな気持ちのおすそわけを
いただいたような気持ちになれて
好きでした。

登場人物に誰一人として
悪い人はいなかったのも好きな理由のひとつ。
ちょっぴりいやみな上司や
何考えてるんだかよくわからん人はいましたが
こんなの実生活のいやみな方々と比べたら
屁でもない!(・・・失礼)てな感じです。

何より、今まで二枚目、もしくは二枚目半路線だった
谷原さんの見事なまでの壊れっぷりが
見事なドラマでした。
まさか谷原さんが女子トイレで声を出して
泣くようなへなちょこシーンを見れるとは。。
彼の新境地開拓に万歳☆

フカキョンはいつもどおりの演技ですが
もうこれが彼女の持ち味となっているので
よいのです。なんだか許せる心境ですし。
何より、かわいい。。。
美人さんには甘いのです。ごめんあそばせ。

エンディングの曲「ひまわり」も
爽快な曲でドラマの雰囲気にぴったりでした。

ホークス最高☆

2005年09月13日 23時46分47秒 | 日常生活
週末の旅行の話もしたいのですが、
まずは本日の野球観戦の話でも。

本日は「みんなでホークスを応援しよう!」という労組企画に
仲良くしていただいている先輩方と参加。
労組が30席ぐらい買い取っているため
周囲は全員、会社の方々です。

顔を見たことあるぐらいの知り合いレベルから
本日はじめてお会いする方、
いつも仲良くお話しする方まで、顔ぶれは様々。
とは言っても「ホークス」という共通点があるため
仲良く同じ時間を共有できました。

が。のりぞう周辺の席の方だけ
なぜか「ホークス」という共通点以外で
大盛り上がりの3時間。

野球観戦をする際、のりぞうがもっともがんばるのは7回周辺。
風船をふくらませるのが大の苦手なんです。
今まで一回も自分で風船を膨らませたことがありません。
いつも、周囲のまったく知らない方々が見るに見かねて

「もう!貸しちゃらんね!
 こっちによこし!」

と痺れをきらし、手を貸してくださっていたのです。

が。そろそろ自力で成功させたい。
成長の証を見せ付けたい。
自立したい。

普段はめったに顔を出さないやる気が発動。
5回裏あたりからコンディションを整え、いざ挑戦!





ふくらませど、ふくらませど
大きくならぬわが風船をじっとみつめる。。。。

切ない気持ちになっていると
隣の先輩が大笑いしてくださいました。

「それ、わざとやろ?」

んまぁ!人の自立心に対して、なんてことを!
あきらめかけていた気持ちに
再度、てこが入りました。
くっそう!絶対、成功してみせるっ!

ひたすら大笑いされながら
7回表でようやくふくらみ(なんと人生初!)
さあ、いざ風船タイム!
ドームの中を黄色い風船が舞い上がります。

もちろん、のりぞうの風船も・・・・・
のりぞうの風船も・・・・・




しまった!
風船の口を結んでしまいました。。。。。
飛ぶわけがないのりぞうの風船。

隣の先輩は大変苦しそうに

「あ、あんなに苦労して膨らませて
 と、飛ばせないなんて!
 こ、こいつ、ホンモノだ。ホンモノ!」

と、叫んでました。
人間、おかしいときは本当に「腹を抱え」るんですね。。。

・・・全部、計算ですから。(きっぱり!)

その隣の先輩も苦しそうに涙をふきながら

「癒されるよ、お前、すげぇ!
 でも、自分のかみさんがこんなやつだったら
 絶対、むかついとるわ!」

と、大笑いしてくださいました。
その場を覆う共感の渦。
ほら!全部計算っぽいでしょう?

試合も10回延長戦の末、
ホークスのさよならホームランで終了!
爽快な3時間を味わえました。

三首目:心当てに・・・

2005年09月13日 22時56分34秒 | 百人一首
心当てに 折らばや折らむ 初霜の
  置き惑わせる 白菊の花 / 凡河内躬恒

■のりぞう的解釈
 心のままに摘んでみようかしら。
 今年一番の初霜が私を惑わせるけど。
 白い菊をひとつ摘んでみましょう。心にまかせて。

  注:文法書などまったく調べてません。
    本当に嘘偽りなく、のりぞうはこういう
    意味だと思ってます。という解釈です。
    信じ過ぎませんように。

■ひとことふたことみこと
 描写が美しくて大好きな作品。
 画面いっぱい白で覆い尽くされている様子が
 目に浮かびます。

 作者は男性なのですが、どうも私の想像の主人公は、
 小学校入学前ぐらいの女の子。
 朝起きて初霜が降りている庭を見て目を輝かせて
 庭にはだしで下りていくような女の子。白菊と
 初霜の見分けがつかない様子に興奮して、お兄ちゃんに
 「見て!見て!」と訴えているような女の子です。

 冬の始まりって、なぜかちびっこは
 大興奮しちゃうんですよね。

 ・・・どうしても、想像は「趣」とかけ離れてます。

家族旅行☆翌日

2005年09月13日 21時40分33秒 | 日常生活
妹からメールが入りました。

「お姉ちゃん!
 昨日行った関所ってどこだっけ?」

・・・・何のクイズ?
ひねりなしでよろしいのかしら?

「箱根のこと?」

「そう!それ!
 地名がわかんなくってさぁ。」

え?この回答で正解なんだ。。。
メインの地名やん。箱根って。
ずっと「箱根旅行」って言っとったやん。

「忘れんように手帳に書いとく♪」

そうしてください。。。

スローダンス

2005年09月13日 01時08分11秒 | テレビ鑑賞
■のりぞう的春クール6位
■月曜夜21時放送
■出演:深津絵里、妻夫木聡、藤木直人
    広末涼子、小泉孝太郎

深津っちゃん大好きです。
女性に人気ありますねぇ!

広末さんも大好きです。
たいていの方は「微妙。。。」
と口ごもりますねぇ。。。

豪華キャストに惹かれて見続けたものの
ほぼ流し見状態でした。
面白くないわけではないものの
今ひとつ入り込めず。

だって「スロー」な恋愛を楽しむ
登場人物の状況をゆっくり丁寧に描く
って最初、伺っていたのに
どう考えても展開が急でしたもの。

この程度で「スロー」なんて言ってもらうと
のりぞうの体験してきた恋模様は「一時停止」に
近くなってしまいます。亀の歩み?

世の皆様は、そんなにスピーディに
恋の駆け引きを進めているのでしょうか?
とっても疑問。

箱根家族旅行☆3日目

2005年09月12日 22時39分43秒 | 日常生活
さあ、いよいよ最終日です。
あっという間の三日間でした。
最終日の午前中はお土産選びに費やします。
お土産選びは大好きです。
お土産選びのための試食も大好きです。

お土産も無事に購入し、箱根を旅立ちます。
「さらば、箱根」です。
もう一度ぐらい来れるかしらー?
人生最後の箱根かしらー?
感慨にふけりつつ、帰りのロマンスカー内では
皆様に旅先の絵葉書を書いておりました。

旅先から葉書を出すのはのりぞうの趣味なのです。
「お土産も買わないくせに、
 行った事だけ報告するなんて嫌がらせやん!」
と、同期からは非難あびまくりの悪癖ですが
いいの!自己満足の世界なの!

書き終わるころには新宿に到着しておりました。
新宿です。東京です。・・・・・こわいよう。。。
東京の街並みは苦手です。
ビルに囲まれると、泣きたくなります。
一ヶ月前の東京出張では
半べそ状態で妹に電話したものです。

「かぼちゃーん。
 今、東京なのー。帰りたいよう。。。」

・・・骨の髄まで九州っ子です。
隣で妹もしみじみとつぶやいてました。
「東京では暮らしたくないねぇ。」

同感!さすが私の妹!

「だってさ。東京だと私より上がたくさんおるやん?
 悔しくない?私には小倉ぐらいが丁度いいんよ。」

・・・あ。なんか微妙に東京に対するスタンスが違います。
東京におびえる姉と東京を警戒する妹。
・・・なんか負けてる気がする。。。。

ま、いいのです。
要は、九州大好きってことです。
福岡万歳☆

三日間の旅で気づいたこと。
 1.のりぞう家族に賢い人はいません。
 2.のりぞう家族は虫を前にしたときのみ
   「四人」の思惑が一致します。
 3.のりぞう家族の旅は、
   常に行き当たりばったり。

つまり、家族ってものは、
どうしても似た者同士になるってことでしょうね。
楽しい二泊三日でした。

箱根家族旅行☆2日目

2005年09月11日 00時20分14秒 | 日常生活
のりぞう一家は早起きです。
旅行中も普段どおりに目覚ましをセットしていた
のりぞうは、5時半少し前に起床。
母親は、既に朝の珈琲を飲み終わっていました。
まだまだ母親の壁を越えられそうにありません。

のりぞうも珈琲を飲み、
朝のひとときをゆっくり過ごした後、
妹と父も起こして、いざ出陣です。

温泉に来た以上、温泉に浸かり倒す。

これがのりぞう一家の温泉道。
爽やかな朝の空気はまた一味違う極楽を味わえます。
英気を養って、一泊目の宿泊先を出発。
サービスも気持ちの良い素敵なお宿でした。
念のため、名前をご紹介しておきましょう。
「ドーミーヴィラ箱根」です。
本当にお世話になりました。

二日目はせっかくなので
箱根各地を歩き回ることにしました。
正確には歩き回っていません。
いろんな乗り物を満喫。

ケーブルカーにロープウェイに遊覧船。
どの乗り物も景色を満喫できる代物。
そうは言っても、普段滅多に乗る機会のない
ロープウェイには、家族で大興奮。
・・・毎度のことながら
父親を除く3人が大興奮してました。

しかし、歩き回るうちに
ひとつとっても気になることが。
あぁ。この言葉を発したら
絶対に周囲の方々の顰蹙を買うのは分かってるのに。

・・・・言っちまえー。

でも小声です。
「かぼちゃん。
 確実に福岡よりべっぴんさんの数が
 少ないよねぇ。。。」
「うん。同感。」

やっぱり!すっきりー。
・・ええ、九州大好きっ子の欲目ですとも。
でも、譲れません。
全国の皆様、東京方面より福岡方面のほうが
べっぴんさんが多いですよー。
べっぴんさんの質も高いですよー。

そんな重大な気付きを得た二日目。
お宿は「塔ノ沢駅」近くの老舗「一の湯」の新館です。
新しくできたばかりなので、綺麗なのですが
廊下が外に面しているため、自然豊かな環境に
必然的に存在する虫さんたちが
あちこちを飛び回っています。
虫が苦手な方は避けたほうが良さそう。

ちなみに基本びびりののりぞう家族。
レストランや温泉のため、
外に出る必要がある際は
家族四人が玄関に集まった上で
「せーの!」
と外に飛び出し、一気にドアを閉め
虫の進入を最小限に抑えました。

このときばかりは、父親さえも一致団結。
はい。実は父親もびびりなんです。

家族全員が連帯感を持てる瞬間を
久々に味わえましたわ。

箱根家族旅行☆1日目

2005年09月10日 23時17分26秒 | 日常生活
週末は家族で箱根まで旅行でございました
お風呂に入っては眠って、食べては眠って、
のスパイラルを楽しむ幸せな三日間。

会社の優待チケットを利用しての旅行だったので
事前に宿泊施設に対する知識が何もなく
(調べる気もあまりなく)不安だったのですが
ゆっくりのんびりできる快適な
宿泊施設でした。

母親は部屋の広さに感動し
妹は部屋がオートロックではないことを
喜んでいました。

「ほら、うちら家族ってみんな
 基本的にばかやん?」

・・・・へぇ。
みんなひとくくりですかい。。。

こんな中でも父親はいつもどおり
無言を通します。
しかし、部屋の中でいっとう素敵な場所を
一番に陣取っています。

生活の知恵を静かに身につけている父。

夕食が17時半からでしたので
外に遊びに行くのはあきらめ
早速温泉を堪能し、その後は部屋で
まったりと過ごしていました。
怠け者生活が大好きなのりぞう一家。

ちなみにチェックインは15時でしたが
13時半に無理矢理、隣の駅まで
迎えに来てもらいました。
最寄り駅までの迎えしかしません、と
事前に聞いていたにも関わらず
電話で聞いてのける妹。
こういうときの頼もしさは家族で一番です。
・・・すごいよ、あんた。

一番心に残ったのは福岡との時差。
17時半でまっくらな外の世界に
福岡人4人はびっくりでした。

・・・訂正。
父親以外の福岡人はびっくりでした。
どんなときも感情を表に出さない
素敵な父親です。

というわけで、一日目は
ゆっくりと終わったのでした。

一日目の夜、再度入った温泉で、母親が
「今日が一番幸せだと思うの。」
とぽつりと呟いていました。

実感こもりすぎだってば。。。

語り女たち

2005年09月10日 03時28分03秒 | 読書歴
■ストーリ
 一見平凡な語り女たちが紡ぐ、平凡な日常の中で生まれた
 奇妙な出来事の物語。それら幻想世界の出来事を聞く男。
 幻想的な-そして日常的な-「謎」のものがたり。

■感想 ☆☆
 北村薫さんの文章はやさしく暖かく、そして美しい。
 そういった彼の文章を思う存分、堪能できる作品。
 どこか不思議な異世界の空気をごく自然に受け止める男。

 彼の平常心が私たちをいつのまにか異世界に
 引き入れる。

 すっと読める文章だからこそ、感じる違和感。
 異世界はきっと思っているよりも私たちのすぐ傍に
 存在しているのかもしれない。

ブラス!

2005年09月10日 03時23分01秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 1917年に炭坑夫の余暇活動として結成されたバンド、
 グライムソープ・コリアリー・バンドの実話をヒントに映画化。
 崩壊してゆくコミュニティーを舞台に、音楽と共に生きる歓びと
 友情に支えられた人生の素晴らしさを感動的に描く。
 炭坑閉鎖に揺れる街。人々は生きる希望を失いかけていた。
 そんな時、彼らに勇気と希望を与えてくれたのが音楽だった。
 炭坑夫の仲間たちで結成された伝統あるバンドは、街と自分たちの
 誇りを賭けて全英大会に出場し、決勝大会が開催される
 ロイヤル・アルバートホールを目指す。

■感想 ☆☆☆☆
 地味な映画ではある。が、静かに余韻が体を駆け巡る。
 その余韻を与えているのが音楽なのではないだろうか。

 生きていくのに必要なもの、お金や仕事を奪われた
 労働者たち。彼らが失った希望は、本来、生きていくためには
 特に必要ないはずの「音楽」によって再び蘇る。

 生きていくのに必要なものは、「仕事だけ」でも「お金だけ」
 ではない。むしろ「希望」や「自尊心」が根底にあってこそ
 の「仕事」や「お金」なのだと気づかされる。

 夜中の病棟前で「生」を願って奏でる音楽。
 決勝大会で自分たちの「自尊心」をかけて奏でる音楽。
 現在の自分の思いを全身に込めて奏でる音楽の重厚さに
 圧倒される。

 ラストに流れる「威風堂々」は
 曲調と曲名と、そして演奏する彼らの風貌、すべてが
 よくあっていて、胸が熱くなる一曲となっている。

 最後に劇的な幸福は訪れない。
 炭鉱は閉鎖され、字幕で2万5千人の失業者が
 出たことが知らされる。
 それでも、絶望ではない。それが音楽の力、そして
 家族や友人、恋人など人間同士の絆の力なのだろう。