のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ONE/BONNIE PINK

2009年09月11日 07時40分39秒 | 日常生活
久々にボニーさんを聴き込んでいます。
ライブ前後にはひたすら聴いていたので、久々と言っても1ヶ月ぶりぐらい。

いいです。
ライブの熱気冷めやらぬ頃に聴いていたときも、勿論良かったのですが、
朝晩涼しくなって、夏の香りが空気から消えてしまった「今」に
ボニーさんの声や曲調がしっくり馴染んでいる気がします。

しっとり聴かせる曲は特に、秋色の夕日を背負いながら聴くと、
この季節特有の人恋しさ倍増!
センチメンタルな気分を味わいたいときにぴったり。

お気に入りは「HappyEnding」。
気分によって、歌詞に気持ちを後押しされたり、
聴いているうちに、ちょっぴり沈み込んだり
色々印象が変わります。

「ねえ、信じてごらん HappyEnding
 君が手を伸ばしたその先にあるよ」


今の私は「ホントにあるんかいな?」と
ため息つきたくなるときのほうが多いですが。

7月の読書

2009年09月08日 21時38分37秒 | 読書歴
62.SPEED/金城一紀
   ■ストーリ
    私の憧れの女性だった家庭教師の彩子さんが自殺!?
    岡本佳奈子、16歳。真面目で平凡な女子高生。
    後悔なんかするもんか。真相を求めて、私の生まれて
    初めての冒険が始まる。ゾンビーズ・シリーズ第3弾。
   ■感想 ☆☆☆☆
    食わず嫌いをしていた作家のうちのひとりだった金城さんに
    初挑戦。どうして食わず嫌いをしていたのか、今までの自分
    を激しく後悔した。
    今まで平凡な生活を送っていた女子高生の初めての大冒険が
    スピーディに、スタイリッシュに描かれていて、結末まで
    一気に読み終えられる。読後感はとにかく爽快。
    ヒロインが感じている「わくわく」を一緒に味わえた。
    ヒロインに協力してくれる高校生四人組のゾンビーズは
    他の作品でも活躍している様子。ぜひ、読み進めたい。

63.六の宮の姫君/北村薫
   ■ストーリ
    最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を
    掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる
    出版社で初めてのアルバイトを経験する。その縁あって、
    図らずも文壇の長老から芥川の謎めいた言葉を聞くことに。
    「あれは玉突きだね。…いや、というよりはキャッチボールだ」
    王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、
    「私」の探偵が始まった。
   ■感想 ☆☆☆☆☆
    北村さんの代表シリーズ。シリーズのほかの作品では、
    落語家、円紫さんと女子大生「私」が遭遇する日常の謎を
    巡る連作短編集だが、この作品は少し毛色が異なる。
    この作品を読んでいると、私にとって「歴史上の人物」
    「教科書に掲載されている人物」だった芥川龍之介と菊池寛が、
    そして、明治の文学が非常に身近に感じられる。
    友情を築きあった友であっても起こり得るすれ違いに、
    人と関わるが故の孤独を感じた。

64.終末のフール/伊坂幸太郎
   ■ストーリ
    あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。
    「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて
    5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の
    団地住民たちは、いかにそれぞれの人生を送るのか? 連作短編集。
   ■感想 ☆☆☆*
    伊坂作品ならではの奇想天外な設定ではあるが、内容や
    登場人物たちの行動は奇想天外ではない。
    もし現実に3年後、世界が終わると発表されたら、おそらく
    私たちもこのような過ごし方をするだろう、と納得できる。
    「明日」ではなく「3年後」の滅亡。
    だからこそ、感じる不安やパニックと、「3年」という猶予が
    あるからこそ許される人々の「いかに生き、いかに死を迎える
    べきか」というそれまでの人生と向き合う姿勢が、物語に
    重厚感を与える。たとえ3年後に死ぬことが分かっていても、
    そしてその事実に絶望しても、最終的には、その3年間を
    精一杯に生き抜こうという結論に落ち着くのが人間なんだな
    としみじみ思った。
 
65.ぼくのメジャースプーン/辻村深月
   ■ストーリ
    「ぼく」は小学四年生。不思議な力を持っている。忌まわしい
    あの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。「ぼく」の小学校で
    飼っていたうさぎが、何者かによって殺された。大好きだった
    うさぎたちの無残な死体を目撃してしまった「ぼく」の幼なじみ
    ふみちゃんは、ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、
    今もなお登校拒否を続けている。笑わないあの子を助け出したい
    「ぼく」は、自分と同じ力を持つ「先生」のもとへと通い、
    うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。
    「ぼく」が最後に選んだ答え、そして正義の行方とは?
   ■感想  ☆☆☆☆☆☆
    何度読んでも泣けます。今、思い出しても少し目頭が熱くなる。
    いろんな人にお勧めしたい作品。
    最後まで読み終えて、「ぼく」が出した結論に驚き、
    「ぼく」の行動が導く結末は、おそらく「正解」ではない。
    けれど、信じられないような事件が現実に起こっている中、
    何が正解なのか、今も私には分からない。
    ただ、甘いかもしれないけれど、誰かが誰かを思っての
    行動は何らかの救いを必ずもたらす。そう信じたくなる作品です。
   
66.パラダイス・キス(全5巻)/矢沢あい
   ■ストーリ
    進学校に通う、早坂紫は、ある日学園祭のショーのモデルを
    探していた矢沢芸術学院の生徒に声をかけられる。当初は
    彼らに対して偏見を抱いていた紫だが、一緒に行動していくうちに、
    自らも受験勉強以外に生き甲斐を見いだしていく。
   ■感想 ☆☆☆☆☆
    久々に読み返した矢沢作品。何度読み返しても魅力的。
    夢に向かってもがいているヒロインたちの姿は、とても現実的で
    すべてがうまくいくわけではない。むしろ、恋も夢もうまく
    いかないことばかり。それでも諦めずに夢に向かって立ち向かって
    いく人がいたり、夢と現実の狭間でうまく折り合いをつけ、
    前向きに進んでいく人がいたり。その多様性が矢沢作品の
    魅力だと思う。「少女漫画」的な夢物語で終わらせない作者の
    姿勢がヒロインたち女性陣の強さにつながっているのだと思う。

67.20世紀少年(全22巻)・21世紀少年/浦沢直樹
   ■感想 ☆☆☆*
    以前から気になっていた話題作をようやく手に取ることが
    できました。本当にアリガトウゴザイマス。
    長いだけに、登場人物が多く、ストーリも入り組んでいますが
    一気に借りれたため、そこまで混乱せずにストーリを追うことが
    できました。これは、全部集めてから読むべき物語だと思う。
    途中で中断していたら、間違いなく話が分からなくなって
    いたことでしょう。本当に本当にありがとうございます!
    終盤、やや物語に破綻を感じるものの、読み手を最後まで
    離さないストーリテリングぶりはさすが。長い長い作品に
    引き込まれ、一気に読み終えました。映画も見てみたいかも。

68.恋文の技術/森見登美彦
   ■ストーリ
    京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生
    が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住む
    かつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の
    恋の相談に乗り、妹に説教を垂れる男子学生の行く末は?
   ■感想 ☆☆☆☆
    森見作品らしい軽快なリズムあふれる文章が心地よい。
    テンポ良く読み終えられる作品。さらさらと流れるような
    文章なので「書簡体」特有の読みにくさをまったく感じない。
    深く考えず、とにかく読むべし。そして日本語の美しさを
    堪能し、彼特有のユーモアセンスを満喫すべし。

69.ふたつめの月/近藤史恵
   ■ストーリ
    あの街灯を壊してほしい。誰の何を守るために赤坂老人は
    あんなことをしたのか。恋も仕事もうまくいかなくったって、
    毎日はすすんでく。フリーター久里子が出会った日常の事件。
   ■感想 ☆☆☆
    日常の謎シリーズ。肩のこらない読み物として楽しめます。
    理不尽な理由で会社をやめさせられた主人公が少しずつ
    前に進んでいく様子を見守っていると、私もがんばろう
    と素直に思えます。実はいろんなところに、誰かの優しさは
    転がっているのかもしれない。そんな気持ちにさせてくれる
    作品。

70.イナイ×イナイ/森博嗣
71.キラレ×キラレ/森博嗣
   ■ストーリ
    美術品鑑定を生業とする椙田事務所の電話番、真鍋瞬市と
    椙田探偵事務所の助手、小川令子が遭遇する事件の数々。
    めったに戻ってこない探偵事務所所長の椙田と、
    自ら「探偵」を名乗る鷹知。そして、椙田が遭遇を恐れる
    西ノ園萌絵。Xシリーズ第1弾と第2弾。
   ■感想 ☆*
    森作品に飽きてしまったのだろうか?それとも、西ノ園嬢の
    出番が少ないために、今ひとつ集中して読めなかったのだろうか。
    どちらにせよ、物語に引き込まれることなく、さらっと
    読み終えてしまった。推理小説としてはまったく魅力を
    感じないものの、S&Mシリーズからの森作品永遠のヒロイン
    萌絵が今後、どうシリーズと関わってくるのか、その点のみは
    ぜひ、後を追いたい。

72.太陽の塔/森見登志彦
   ■ストーリ
    私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。
    三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。
    しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった。
    クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も
    持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちと
    これから失恋する予定の人に捧ぐファンタジー作品。
   ■感想 ☆☆
    ・・・ちょっとついていけませんでした。主人公の誇大妄想に。
    少し、いえ、かなり粘着質な主人公の独白は、当初、ユーモア
    を感じられたものの、中盤以降は、若干、くどくきつく
    なってきました。これは、私が女性だから、かもしれません。
    妄想大好きだけれど、男性と女性の妄想はやや質が異なるのかも
    とそんなふうに思った作品。

個性の発揮しどころ

2009年09月06日 09時37分36秒 | 日常生活
母上と妹夫妻と共に祖父宅へ遊びに行きました。
祖父といえば、耳かき!
数ヶ月前に、祖父の耳の中が
すばらしく耳掃除向きであることに気がついたワタクシ。
最近は、祖父宅へ遊びに行くたびに
小躍りしそうな勢いで耳かきをさせてもらっています。
今回は、マイ耳かきを持参。気合が入っています。

いつものように興奮しながら祖父の耳かきをし
その後に到着した妹夫妻に今回の成果を満足げに報告すると
妹の耳かきもさせてもらえることになりました。
わーい!耳かき三昧!!

「耳かきって、そんなに楽しい??」
と首をひねる従兄弟を横目に、耳かきを楽しむ姉妹。
妹も耳かきは大好きなのです。育った環境って恐ろしい・・・。
そんな妹の旦那様は、妹の耳かきが終わる頃を見計らって
「俺のもして。」とおねだり。
うん。君たちは似た者夫婦でしたね。

姉思いの妹から
「おねえちゃん。やってあげたらいいよ。」
と、義弟くんの耳かきまで譲られようとしましたが
やはり他人様の旦那様の耳かきなんておそれおおくてできません。
あなたがしてあげなさいよ!
と丁重にお断りいたしました。

すると
 「いや、違うとって!見てほしいとって!
  この人の耳かき、ちょうテンション下がるよ!
 びっくりするけん!」
と訴える妹。

なになに?
テンションが下がる耳かきが想像できないんだけど。
どゆこと??
と、妹が耳かきをする様子を見学し、
思わず飛び上がりました。

・・・な!なに!?
それ、なに?!
その耳の中にあるねっとりとしたもの、なに?!
うわー!うわー!!!
初めて見たー!!

初めて見る耳の中の様子に、
興奮をおさえられず、思わず騒ぐワタクシと
その様子に
「でしょー!!私も初めて見たとき、ちょうびっくりしたもん!!
 耳の中の様子って、こんなに人によって違うんよ。
 信じられんよねー。」
と、姉の共感を得られて嬉しかったのか、
ワタクシと同じぐらいのテンションで騒ぐ妹。

その様子を見ながら
「耳かきでこんなに大騒ぎする人たち、初めて見た。
 つーか、そもそもこの人のテンションが
 ここまであがったところを見るのが初めて。
 そこまでテンションあげるところ?」
と、冷静に突っ込む従兄弟。

当の本人は、自分の耳の中を見て騒ぐ妻と義姉に
「こらー!人の耳ん中、楽しみすぎやろ。
 気持ち悪い言うなー!」
とぶつくさ言っていましたが、
どんどんあがる姉妹のテンションに興味が沸いて来たのか
「まじで?!そんなに?!
 ちょっとムービーでとってくれん??」
と自分の耳掃除の録画を申し出てきました。



・・・それもどうだろう。
とりあえず、今日はあらかた取り終えてしまったから
次、もっとネットリ感の映像が取れそうな機会にね。
と、言いながら耳かきをなおし、本日の耳かきタイム終了。

本当に。
人間というのはひとりひとり、いろんな個性があるものです。
顔も形も趣味も嗜好も、そして耳の中さえも。

ちなみに耳かき終了後、
興奮冷めやらないまま、義弟君の耳の中の様子について
妹と話しているワタクシに対し、
義弟くんがしてやったりといった感じで口にした言葉。

「耳に性格が現れているデショ?
 耳も性格もしつこいんデスヨ。ねっとり派ですから。」


・・・なぜにちょっと得意気?
ワタクシにとって、義弟君はまだまだ計り知れないオトコです。

お母さんにそっくりね。とよく言われますが。

2009年09月05日 09時21分01秒 | 日常生活
物心つく前から、朝食時に新聞を読んでいる父親を見て育ったため
何かを読みながら朝食をとる習性が染み付いています。
朝刊は父親にとられてしまうため、最近のお供は雑誌「GINGER」。
今年の春に創刊したばかりですが
掲載されている洋服が割りと好みのラインと重なっているうえ
写真ばかりでなく、文字が多く、
読み物コーナーが充実している点がお気に入りポイントです。

さて。雑誌の中の季節はすっかり秋。
ここ数年、秋冬はグレーが主流でしたが
今年はどうやら黒に重点が置かれている模様。

黒かー。。。
でも、ワタクシ、あたたかい感じのグレーが好きなんだよねー。
こんな感じのグレーのニットとか、グレーのミニスカートとか大好き。

と、雑誌を見ながら母親と話していると

「でもさ、あんた、グレーは似合わんよ。
 顔が暗いけん。」

と一蹴されました。

・・・暗い?黒い、じゃなくて、暗い?
確か、母上にはいつもいつも
「ホント、あんたって色が黒いね。」だの
「すぐ日焼けするんよね。」だの言われていますが、暗い?

「うん。あんたの顔、暗い。
 やけん、常に笑っとくように気をつけり。
 笑ってないと、不幸そうに見える顔やけん。
 たぶん、不幸顔って言うんやろうねー。」


・・・不幸顔!
実のムスメに向かってなんてことを。

しかし。
真面目な顔をして仕事に取り組んでいても
「眠そうやね。」か「怒っとると?」と
心配される理由がなんとなく分かりました・・・。

たぶん仕事・・・

2009年09月05日 09時15分55秒 | 日常生活
月曜、火曜は教育、水曜日は試験とイベントが続いていたため
すっかり業務が滞っていた週末。
久々にワタクシにしては、がっつりと残業をしました。

ものめずらしげに近寄ってきた先輩5名。
それぞれ別々に訪ねてきましたが
第一声はみな同じ言葉でした。

「何、しよん?」

・・・残業して「何してる?」と聞かれる会社員。

えっと。
たぶん。たぶん仕事してたと思います。
自信ないですけど。

カウントダウン

2009年09月04日 07時37分42秒 | 日常生活
9月になりました。
今年の9月は、例年とは異なるワクワクに満ちた月です。
なんせ、年初から「シルバーウィーク」なる
けったいな名称をつけられた5連休が待ち受けている月なのです。
ワタクシなんて、昨年の始めにこの連休を発見した友人から
歓喜のメールをもらって以来、ずっと楽しみにしているのです。

5連休♪5連休♪

最近のワタクシは日中も浮かれっぱなしです。
おかげで三日間の研修もまったく睡魔と戦うことなく終えることができました。
こんなに充実の三日間が過ごせるなんて!

少し先に待ち受けている楽しみが
現在のワタクシの心の支えです。


・・・もっとも、心にハリがあっても、5連休に訪問予定の鹿児島が心の大半を占めているため
業務に集中できているかは、甚だ疑問です。

温泉♪温泉♪

自信回復

2009年09月01日 23時12分15秒 | 日常生活
先々月、やっとのことでブーツを修理に出しました。
春、夏と玄関先に並べられているブーツを見ながら
「修理に出してからなおそう。」
「そろそろ修理に出さなきゃ。」
「もう秋がきちゃうよ・・・。」
と決意をかためなおしたり焦ったりしていましたが
ようやくの思いで修理に出せました。

元来、どうでもいいことほど即行動に移せるくせに
やらなければいけないことに限って、
ついつい時間をかけてしまう慎重派、もといびったれなのです。

しかし、このままでは本当に秋が来てしまう!
と決意したのが先々月のはじめ。
修理に出したついでにクリーニングもお願いしたところ
少々時間がかかります、と言われ、
日を改めて引き取りに行くことになりました。

「引き取りに来て下さい。」
というメッセージが留守電に入っていたものの
一度聞いたっきり、メッセージのことをすっかり忘れていたワタクシ。
街にちらほらとブーツが並び始めたおかげで
奇跡的にブーツの存在を思い出し、
引き取りに行ったのが先月下旬でした。

家に持ち帰ったブーツを家で広げ
久々の対面を喜び合ったものの
少々、面影が変わったような・・・。
なんだかワタクシが一目ぼれしたブーツとは
色艶が異なるような・・・。
これってクリーニング効果?
磨き上げすぎて、ちょっぴり違った色になってしまったの??

確かワタクシのブーツは
ちょっぴり控えめな印象を与える
色褪せたくすんだ茶色だったはず。
秋の窓辺に雰囲気がよく似合う
落ち着きのある知的女学生風の茶色がお気に入りだったのです。

でも、クリーニング効果のおかげで輝きが増してしまったのか
きっぱりはっきり主張の激しい茶色になってしまっているような。
意志の強さが増したような
でも年齢的には幼くなったような
女学生は女学生でも高校生っぽいような
ワタクシたちの高校生時代を思い出すような
そんな茶色になってしまっている気が・・・。

でも、あくまでも印象なのです。
あまりに印象が異なるのでメーカーを確かめたものの
確かにワタクシが購入したお店のもの。
デザインもシンプルで変わりなく。
うーん。やはり革製品はクリーニング控えたほうがよさそう。
と首をひねりながらもブーツを靴箱になおした夏の終わり。

本日、修理屋さんから電話がありました。
やはり、戻ってきたブーツは
ワタクシが一目ぼれをしたあの子ではなかった模様。
本日、引き取りに来たお客様が
「この子は私の子じゃないわ!」
と騒がれたそうです。

思わず
「やっぱりそうでした?
 なんか変だとは思ってたんですよ!
 ありがとうございます!」
と大喜びしながら伝えたところ、お店の方から
「変だな、と思ったら、いつでもおっしゃってくださいね。」
とたしなめられてしまいました。

・・・はい。
いろんな手間をかけさせてしまいましたよね。スミマセン。

でも。
ワタクシは、
今までまったく信用していなかった
自分自身の感覚、違和感、記憶力に対して
ちょっぴり自信を持つことができました。
ありがとうございます。