旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

今宵小さなスペインバルにて

2022-06-29 | 日記・エッセイ・コラム

 少し前のことだけれど「もうすぐ誕生日だね」と誘われて小さなスペインバルへ。
もう数えることも億劫な年齢だけど、まんざら悪い気はしないから、連れ立って出かけた夜だ。

カラフルな “タパス” を盛り合わせたら、セルベッサは “エストレーリャ・ガリシア” を択んで、
さっぱりした苦味、すっきり喉越しに、牛挽肉や野菜のみじん切りを詰めた “トマトのレジェノス” が美味しい。

“コンデス・デ・アルバレイ” はシトラスの香りが広がる辛口、“生しらすのアヒージョ” に合わせる。
いつものお気に入りのメニュー "パタタス・ブラバス" は、素揚げしたジャガイモにピリ辛ソースで美味しい。

  

“旬野菜色々オーブン焼き” で夏の到来を味覚で感じたら、赤はカタルーニャの “プレディカット” を注ぐ。
大ぶりなエビをのせた “パエリア” にレモンを絞って、清涼感のあるアロマと合わせて楽しむ。美味しい。

よくよく振り返ったら、前回、白も赤も同じワインを択んでいるね。案外冒険ができないボクの呑み方か。
それにしてもこんな店を1枚2枚とカードに持っていたら楽しいだろう。ほんと、ご馳走さまでした。

 

Xanadu / Erika Ikuta