太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ジョン万次郎と希望的観測

2012-11-28 12:24:35 | 日記
日本語のようには英語で伝えられないとか、

うまく聞き取れないとか、外で働くようになっても、いまだ言葉の壁は立ちはだかっているが、

それはきっと「まだ」1年半しかたっていないからで、

あと何年かすればいつのまにか解決するんだろうとタカをくくっていた。

だってジョン万次郎だって英語が話せるようになって日本に戻ってきたんだから




ハワイに住む日本人の友人にその話をしたら

「うーん、それはどうかなぁ」

と言うではないか。

というのも、彼女が働く日本企業には、夫がアメリカ人の人が何人かいて、

ほとんど結婚10年以上だというのだが、不思議とみんな英語が全然上達しないというのだ。

なんでそんな恐ろしいことを平気で言うんだろう・・・・



「だってね、電話で家にいる旦那さんと話しているのを聞いていると、最初は英語で何か言ってるのよ。

でもそのうちキレてきて、日本語で『だからその引き出しの3番目に入ってるから見てよ!違う、赤いやつよ、赤いやつ!』

とまくしたてるのよねえ」



友人が言うには、たぶん彼女達が英語をマスターするより先に、旦那さんのほうが日本語を覚えてしまうんじゃないか、と。



・・・・すごい説得力。

それはまさに我が家じゃないか。

夫に腹が立って、どうしても何かを言いたい時に、以前は日本語でバババーっと言っても、殆ど夫は理解できないのだったが、

最近はどうやら理解してしまうことが多い。

あれは便利だったのに。

私は「言ってやった」という満足感があったし、夫には何を言われたかわからないから、それほど傷つかないし。



言語について少し勉強したときに、

12歳までの子供であれば、英語の環境に入れば自然と英語が身につくものらしい。

大人になると、それも結構いいお年の大人であれば、ゆめゆめ「いつのまにか身につく」と楽観すべきじゃないのかもしれない・・



「ジョン万次郎はどうやって英語を話せるようになったんだろうね?」

と言う私に友人は、

「そりゃあんた、万次郎は英語を理解しなくちゃ死ぬか生きるかだったわけだからさ。必死さが違うわよ」



残念ながら、やっぱり努力は必要ってわけなのである。






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