太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

うまく作りすぎて失敗するもの

2014-10-03 07:41:41 | 日記
うまく作りすぎて失敗するものが、この世にはある。


私は軽いアレルギーがあって、何かに反応すると、鼻がズルズルになる。

今日は休みで、朝からやりたいことが目白押し。

そんな日に限って鼻がズルズルし始めた。

テーブルに絵の具などを並べてから、アレルギーの薬を飲んで作業開始。


いつもなら30分ほどで、ピターッと鼻が止まる。

これがアメリカの売薬のすごいところで、ものすごくよく効く。

いったい何が使われているのかは恐ろしくて知りたくはないが、たぶん日本では認められないようなものが

コラショと入っているに違いない。




1時間たっても、鼻は止まらない。

もう1錠飲みたいところだけれど、ちょっと怖いのでやめる。

下を向いていると、水鼻が ツツー・・ と垂れてくるわ、

鼻はかみすぎてヒリヒリするわで、エエイ!とティッシュを丸めて鼻に突っ込んだ。



この日は午後からファーマーズマーケットがあって、

お化粧もせずに出かけた。

ついでに銀行にも寄って、スーパーにも行った。


家に戻って、車から荷物を出していると、

隣家のブライアンが声をかけてきた。



「鼻、どうかした?」




ハッと思ったときには、時すでに遅し。

私は鼻の穴にティッシュを詰めたまま、1時間近くも街をうろついていたのだ。




適当に丸めて突っ込んだティッシュが、あまりにもよくできていて、

ほぼ鼻の一部のように、まったく違和感がなかった。

サイドミラーで我が顔を見てみた。

鼻栓の足はテルテル坊主のように、ふんわりと広がった状態で、まるで鼻から白い花が咲いているようでもあったが

鼻から出ているのがティッシュであれ、白い花であれ、不自然な状況には違いない。

鼻栓の足がもう少し長かったら、視界に入って気づけたかもしれないが、あとの祭り。




ファーマーズマーケットで出会った人達、銀行にいた人達、スーパーの人達、

いったい何人が、私の鼻栓に気づき(そりゃ誰だって気づくわな)

そのうちの何人が、「言うべきか、言わぬべきか」迷ったことであろう。



ああせめて出かける前に化粧のひとつもしていれば、

鏡を見て気づくことができたのに。

まあ、でも、

トイレットペーパーを尻尾のごとくヒラつかせてアラモアナを練り歩いていたよりはマシかも。

ここは田舎だし。

ぱんつの中にスカートの後ろがたくしこまれたまま、カナダを歩いていたのよりも、マシかも。




今日の教訓



[鼻栓を作るときには、できるだけ足は長く、見苦しいぐらいのほうがよろしい]









ていうか、アレよりはマシかも、という例がいくらでもあることのほうが問題、といえば問題。








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