太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

わかったつもり

2016-03-09 16:01:49 | 日記
「嫌われる勇気」を読んだあと、手に取った本に

私のことが書いてあった。

「嫌われる勇気」の記事はコチラ



夫の態度に対して、私が頭にきた。

私は、私が傷ついて頭にきていることを夫にわからせ、

謝ったうえで反省し、私に嫌な思いをさせたことを後悔させてやりたい、と思っている。

だから、夫がそうするまでずーっと不機嫌なままでいる。

私はずっとそうしてきた。

最初の結婚時代の私は、怒らないことが私のプライドにもなっていて、

相手に怒りをぶつけることは殆どなかった。

でも結局、10年たっても互いをわかりあえず、

それは私が全ての臭いものに蓋をし続けてきたからだと思った。

だから今の夫には、嫌なことも、怒っていることも、ちゃんと伝えてきたし、

夫もそうしてほしいと言うし、これで分かり合えてる気がしてた。



だけど、それって、もしかして、違うんじゃ………ないの???




今一度、今日の私を整理してみる。

夫の態度で嫌な思いをして怒っている。

夫がそのことに気づかないから、怒り続けている。

謝って反省したら怒りは収まる。私は嫌な思いをさせられた被害者だ。



いっけん正しく見えたこの図式が、実は自分の幸せを他人に依存していることになる。

これでは相手が謝るまで怒り続けなければならない。

今の夫はすぐに謝るけれど、前の相手は絶対に謝らない人であったから、

怒り続けることに疲れて、怒らないようにすることに努力をしたはずが、

私がやってきたのは、怒ってないフリをするだけで、

心の中には怒りがトグロを巻いており、家出をしたあと、便箋7枚にわたり

この10年余の恨みつらみをギッシリと書き綴った(怖)。





私が本当にすべきことは、怒らないようにすることではなく、

怒ることをやめる 、ということだ。



人間だから、怒らないようにするのは難しいし、怒るのは自然なことだ。

でも怒るのがストレスだと感じたら、それをやめることができる。…はず。



なぜ、やめられないか。

怒るのをやめたら、負けた気がするから。

私に嫌な思いをさせてノウノウとしていられるのは腹立たしいから。

相手が反省して謝るまで、私は自分を幸せにしない、と決めているからだけど、

でもさ、それって、ほんとに私が望むことなんだろうか。



謝るまで幸せにならないなんていう決まりもやめちゃって、

過ぎたことでいつまでも怒り続けるのをやめて、さっさと今すぐ幸せになればいい。

それができるのにしないのは、「嫌われる勇気」のアドラーによれば、

私は過ぎたことで怒り続けて嫌な気持ちのままでいたいから、そうしている、のだろうな。



イライラしているとき、誰かや何かのせいでイライラさせられている、と思うと

私のイライラはさらに勢いを増す。

イライラしたくてイライラしているのだ、と思うと、

バカバカしいような気持ちになる。


私が相手を許して「あげても」「あげなくても」、状況は変わらないだろう。

それは私の中だけで起きていることなんだ。




にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村