あれは流行りだったのだろうか。
ドアノブのカバー。
その頃は、ドアノブといえば丸い形が主流で、それに布で作ったカバーをつけるのだ。
直径15センチぐらいの大きなコースターのような布の真ん中に、丸くゴムが入っていて、
それをドアノブにかぶせる。
私の実家にはなかったと思うが、友達の家に遊びに行くと、たいてい使っていた。
縁にはレースがついていたり、丸いぽんぽんがついているのもあった。
そして、ドアノブカバーをいくつもつけている家の電話には、これまたカバーがついているのだった。
若い人たちは、ダイヤルの黒電話なんか見たことがないだろう。
言葉で説明するのも無理があるので、画像を探したら、あった。
「 昭和 電話カバー」で出てきた。(やっぱ昭和ね)
そうそう、これこれ。
懐かしいぞ。
ダイヤル電話を知らない人たちは、この数字の内側の丸い穴を指で押した、という話があるけれど
押す数字しか知らないのだから無理はあるまい。
これは穴に指を入れて、右いっぱいにまわし、自動的に元に戻るのを待って次の数字をまわす。
当然「1」だとまわす距離が短く、「0」だとほぼ1周するのを待たねばならないから、大きな数字の電話番号は嫌われた。
話を元に戻そう。
私はこのドアノブカバーと電話カバーが、好きじゃなかった。
まず、個人的にこれらは美しいとはいえない上に、何の為にあるのかさっぱりわからない。
ドアノブカバーは、布がすべってノブがうまくまわらないし、真ん中にロックがあるノブは、
カバーをとってロックをしたり解除したりしなくてはならない。
電話も、受話器の手で持つ部分が垢じみてきて、こまめに洗わなくてはならない。
しかし昭和時代、けっこうな家でこれは使われたと思う。
私の母が、もっと暇な主婦だったら我が家にもあったかもしれない。
なんで今頃こんな話になったかというと、
今日、店にみえたお客様が、頭のてっぺんにお団子を作って、それを布で包んでいた。
それがまさに、ドアノブカバーに見えたというわけだ。
突然思い出の底から浮上してきた記憶に興奮した私は、なんとか同僚に説明してみたのだが、薄い反応。
日本人以外の人にはわからなくて当然だろう。
こういう話題をシェアできる人がいないのは寂しい限りである。
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ドアノブのカバー。
その頃は、ドアノブといえば丸い形が主流で、それに布で作ったカバーをつけるのだ。
直径15センチぐらいの大きなコースターのような布の真ん中に、丸くゴムが入っていて、
それをドアノブにかぶせる。
私の実家にはなかったと思うが、友達の家に遊びに行くと、たいてい使っていた。
縁にはレースがついていたり、丸いぽんぽんがついているのもあった。
そして、ドアノブカバーをいくつもつけている家の電話には、これまたカバーがついているのだった。
若い人たちは、ダイヤルの黒電話なんか見たことがないだろう。
言葉で説明するのも無理があるので、画像を探したら、あった。
「 昭和 電話カバー」で出てきた。(やっぱ昭和ね)
そうそう、これこれ。
懐かしいぞ。
ダイヤル電話を知らない人たちは、この数字の内側の丸い穴を指で押した、という話があるけれど
押す数字しか知らないのだから無理はあるまい。
これは穴に指を入れて、右いっぱいにまわし、自動的に元に戻るのを待って次の数字をまわす。
当然「1」だとまわす距離が短く、「0」だとほぼ1周するのを待たねばならないから、大きな数字の電話番号は嫌われた。
話を元に戻そう。
私はこのドアノブカバーと電話カバーが、好きじゃなかった。
まず、個人的にこれらは美しいとはいえない上に、何の為にあるのかさっぱりわからない。
ドアノブカバーは、布がすべってノブがうまくまわらないし、真ん中にロックがあるノブは、
カバーをとってロックをしたり解除したりしなくてはならない。
電話も、受話器の手で持つ部分が垢じみてきて、こまめに洗わなくてはならない。
しかし昭和時代、けっこうな家でこれは使われたと思う。
私の母が、もっと暇な主婦だったら我が家にもあったかもしれない。
なんで今頃こんな話になったかというと、
今日、店にみえたお客様が、頭のてっぺんにお団子を作って、それを布で包んでいた。
それがまさに、ドアノブカバーに見えたというわけだ。
突然思い出の底から浮上してきた記憶に興奮した私は、なんとか同僚に説明してみたのだが、薄い反応。
日本人以外の人にはわからなくて当然だろう。
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