太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

あたらしい日本語

2017-10-21 07:52:07 | 英語とか日本語の話
ところで『あたらしい日本語』って、小学校の国語の教科書にそんなタイトルがあったような。

日本で、妹の末娘(15才)に会ったら、ずいぶん背が伸びていた。

大きくなったねと言うと、妹が、

「くつでもってるから」

と言った。

いったい何を言っているのかわからず、聞き返した。

「靴でもってるから」

「ああ、靴ね。で、靴が何だって?」

「もってるんだよ」

「何を持ってるの?」

すると妹と姪が同時に「えー」という顔をした。

「なによぅ」

「靴で背を高くみせるのを もる っていうんだよ」

姪が説明してくれた。

「なにそれ?料理を盛る、の、モル?」

「そうそう。ボリュームを出すことを 盛る というんだよ」

「へえーーーーーー」


知らなんだ・・・・・



どんな言語でもそうだろうが、言葉は揺れて、そして変わってゆくものだ。

若者言葉だったものが、年月がたっても消えてなくならずに、

教科書やプロのアナウンサーは使わなくても、人々の会話の中に残っていくことがある。

『全然』なんていうのも、そうかもしれない。

本来は、全然のあとには否定形がくるけれど、

今では「全然オッケイだ」とか「全然平気」とか言い、それらは昔ほど抵抗なく浸透しているように思う。

「全然」というのは古いし、気がつくと私も使っているけれど、

こんなふうに、これからも私が知らない言葉が生まれていくのだろう。





そういえば、ひとつ気になる言葉がある。

何かをすすめられて断る時、


「大丈夫です」


という言い方は昔からあったろうか。

「結構です」と言うのが私には自然に思えるのだけれど。

英語で同じことを言うのに

「I'm good」

と言うから、「大丈夫です」は英語に近いというのもおもしろい。














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