太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ライム マーマレード

2019-11-23 20:45:50 | 食べ物とか
今年は庭のライムが豊作で、シュートメがライムでマーマレードを作ったのだが
それが非常に美味しくて、病みつきになった。
私のようにマーマレードの、ほのかな苦さが好きな人は、きっといると思う。
毎日、ヨーグルトに乗せて食べていたのが、残り少なくなってきた。
シュートメは、20個のライムを使って作ったというので、
庭のライムの実の数を数えてみると、余裕で20個以上あるではないか。

シュートメは体調が思わしくなく、作ってくれとは言いにくい。
そこで一念発起。
よし、私が作ろうではないの!
シュートメにレシピをコピーしてもらい、さっそくライムを収穫した。

20個のライム

ライムを洗って、できるだけ細かく刻む。
20個のライムを片っ端からみじん切りにするのは、意外と大変。
部屋中にライムの香りが満ちて、いい気分ではある。
刻んだライムに7カップの水を加えて、ラップをかけ、一晩おく。

翌日。
準備完了

一晩おいたライムをふたつの鍋に分けて入れ、沸騰させる。
鍋を分けるのは、ライムの深さが4センチ以下のほうがいいから。
沸騰したら蓋をして、弱火で45分煮る。



砂糖、登場。
ライムと同じ分量の砂糖を用意して、砂糖だけを焼くのだが方法は以下のとおり。

45分煮たライムを、カップで測りながら別のボウルに移す。
測りおわったら、ライムをまたもとの鍋に戻す。
ライムと同量の砂糖を、オーブンの天板に広げて、175度で10分、空焼きをする。
途中でときどきかきまぜて、まんべんなく焼けるようにする。
これをやると、砂糖がすばやくジャムに浸透するということらしい。
レシピを作った人はニュージーランド人なので、その国のやり方なのかも。

私の場合、ライムはカップに12杯分あった。
カップ12杯分の砂糖を測り、その量を見て恐ろしくなった。
それはまるで天板にたっぷり積もった雪のようであった。
そこで私は、1カップと少しだけ砂糖を減らした。
ジャムなんて、1度に食べる量はスプーン1杯ほどもないのだから、砂糖の量を気にすることはないとは思うのだけれど、
さすがに目の前に山と積もった砂糖を見ると腰が引ける。

砂糖が焼けたら、1度にライムの鍋に入れ、沸騰させ、砂糖が完全に溶けるまでかき混ぜる。

砂糖が溶けたら、もうかき混ぜてはいけない
蓋をとって、20分ほど煮る。


マーマレード作りは、これでおわり。
鍋の中で、多少水っぽいように見えても、温度が下がってくるとジャムぽくなる。
それでも水っぽかったら、5分ぐらい煮る。

容器の準備

8オンスの瓶が12個、4オンスの瓶が5個。
蓋は鍋で煮沸、ガラス容器はオーブンで150度ぐらいで20分焼き、そのまま20分置く。

完成


さっそく翌日、ヴィッキーにおすそ分け。
その夜、「Oh My Goodness! Wonderful!!!!!!!!!!!!!!!!!」というメッセージがきた。
料理のセンスがない人にとって、何かを作って人にあげて喜ばれる、というのは
滅多にないことだけに、感激ひとしおだ。


レモンでも、オレンジでも、このやりかたでできるのではないかなあ。
無農薬じゃないと食べる気がしないけど。
うちの庭のタンジェリンの木は、若くてまだまだそれほど実をつけない。
このライムマーマレードを食べ終わるころ、
また新しいライムの実が採れるだろうから、また作ろう。
そう、料理のセンスがない人は、確実にできる同じ料理を繰り返しいつまでも作るのである。