太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ワシントンDCとインディアナ5 12年ぶりの再会

2023-04-23 08:30:32 | 旅行

インディアナ州に行く1番の目的は、夫の叔母、義父の姉に会うこと。
キャロル叔母さんは、夫が1番好きな叔母である。
元気でいるけれど、84歳という高齢でもあり、元気で会えるうちに会っておきたかった。
4年前にダンナさんのジムが脳梗塞で倒れ、キャロルは多少麻痺が残ったジムの世話をしていたのだけれど、キャロルがコロナ陽性になったりしたこともあって、昨年、ジムがアシスト付きのケアホームに入所した。
キャロルの息子たち、つまり夫の従兄弟らは、みんな近所に住んでいるから、キャロルは安心して一人暮らしを楽しんでいる。
キャロル叔母さんの家

12年前に来た時は、ここに泊めてもらった。
この家はキャロルの両親が住んでいた家で、キャロルが生まれて育った家だ。
キャロルは二十歳で結婚したとき、両親は別の家を買って引っ越したので、以来ここに住み続けている。
キャロル叔母さんと、夫



男の子が義父、女の子がキャロル

晩年の、義父の両親

おじいさんの頭蓋骨の形が、夫にそっくり。夫もこんなふうになるんだろうか。

従兄弟たち

左から2番目が、従兄弟のジェフ。
右から2番目が、ジェフの弟のブレット。
両端が、ジェフの息子たち。
真ん中が、夫と、キャロル叔母さん。

身長が196センチの夫が、この中にいると全然目立たない。
ジェフのほうがいくらか背が高い。
キャロル叔母さんも、年齢の割にはずいぶん背が高い方だ。
高身長のルーツは、どうやらこの辺から。

この従兄弟たちとは年齢が近いこともあって、子供の頃から仲がいい。
夫が子供の頃は、毎年夏休みをインディアナ州で過ごし、何回かは彼らがハワイに来て過ごした。
ティーンエイジャーの時は、バカなことばっかりやって遊んでいたらしい。

たとえば、ブレットが運転する車に乗っていたらブレットが、
「腹減ったなぁ、何か食ってこう」
そういって、ハンバーガー屋のドライブスルーに行き、
「さっきチーズバーガーとか買ったんだけど、フレンチフライがついてこなかったんだよね」
すると店員が
「あっ!すみませんでした。じゃ、これ」
と言ってフレンチフライをタダでもらった。
3件目のドライブスルーで、レシートを見せろと言われてあわてて逃げた、とか。
そんな話で大盛り上がり。
「いい時代だったよなぁ、今じゃもうそんなの通用しないもんね」
40年以上も前にドライブスルーがあったのも驚きだけどね。

40年以上前といえば、インディアナ州に住む人にとってハワイはどこか遠くの離れ小島でしかなく、日本人はまだチョンマゲをしていると信じている人がいるように、ハワイの人は1日中ウクレレを弾きながら暮らしていると思っている人たちがたくさんいたそうだ。
当時、従兄弟の通う学校の友達が何人か来て、夫が質問責めにあった。夫はおもしろいので、ちょっとからかってみようと思った。

「ハワイの人は普段何をしてるの?」
「魚とったり、ウクレレ弾いたり」
「へえー!ハワイからどうやって来たの?」
「トンネルで」
「えっ!!!トンネルがあるの!!!」
「知らないの?海底をずーっとトンネルが通ってて、シカゴに出るんだよ」
「へえーーー!!テレビ、ある?」
「市長は持ってる」
「じゃ、車、ある?」
「市長は持ってる」

アホな若者たちも、今じゃ立派な五十代。