太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

日米駄菓子

2018-07-23 08:57:56 | 食べ物とか
同僚が、「はい、これ」と言って、なにやら細い紙がぐるぐる巻きになったものをくれた。

「なにこれ?」

「キャンディ」

「どこがキャンディ?」

「えーーー!まさかこれを見たことがないとか言うんじゃないでしょね?」

そのまさかだ。






fruit by the foot

こんな袋に一巻きが入ってて、



柔らかい飴を、紙からはがしながら食べる。

この飴を人差し指に何周も巻き付けて、それを舐めるのも定番らしい。

いい大人が、しかも仕事中にそんなことはできないけど。



アメリカの子供はみーんな知ってるお菓子だというのだが、変わったお菓子もあるもんだ。

甘酸っぱいフルーツ味で、食べてみると美味しくて後を引く。



家に持って帰って夫に聞いてみたら、夫はこの商品は知らなかった。

夫が子供の頃は紙が丸くて、そこに塗りつけた飴を指ではがしながら食べたらしい。

私にとって日本の駄菓子といったら、色とりどりの三角帽子の中に砂糖がつまったのや、

チューブ入りのチョコレートや(ニャロメの絵だった)、クッピーラムネ、麩菓子、

棚の上で夏一杯おいてあっても腐らないイカの燻製、クジ付きの飴、オレンジジュースの粉末(そのまま舐める)

小袋に入った、インスタントラーメンの乾麺にしょうゆ味をつけたようなスナック、

お子様ラーメンと私達は呼んでいたが、正式名称はなんだったろう。

そのまま食べたり、おわんに入れてお湯を注いでラーメン風にしたりもした。

アポロチョコやベビーチョコ、オマケつきガムや、コーヒービート、

ガムにキャラクターや車が型押しされていて、それを指で抜きながら食べるガムなども懐かしいが

それらは腐らないイカ燻製などに比べたら、ずいぶん洗練されていた。




「他に懐かしい駄菓子って、なんかないの?」

夫に聞くと、夫はしばらく考えていて

「車で売りにきてたお菓子かなあ。音楽を鳴らしながら車が来るんだよ」

「日本ぽいね、何を売ってたのさ」

「ちっさい肉まんみたいのとか、すかすかした平べったいクッキーに飴を塗ったようなのとか・・」

「そのクッキーって甘くもなんともないやつじゃない?」

「うん、すかすかしてんの。あとは黄色い透明な飴」

ああ、それはきっと、紙芝居やのおじさんがくれた、あのすかすかせんべいに違いない。

黄色い透明な飴は、べっこう飴だ。



「テレビでキカイダーが始まる頃に、その車が来るんだよねー」




40年前のアメリカで、そんな日本ぽいものがあったんだ。

やっぱりハワイはアメリカであって、他のアメリカの州とは全然違うのだ。











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