太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

オムライスを和食のトップ3にいれる会

2024-04-02 10:07:29 | 食べ物とか
私は、オムライスを和食のトップ3にいれる会の会長だ。残念ながら会員はいない。

庶民的な店で外食をすると、お米のご飯が残る。
ハワイでは、お米のご飯はお玉に2杯も3杯も出てくる。プレートランチであっても、ご飯がてんこ盛り。
食べきれないので、箱をもらって持ち帰ることになる。
お米を食べる国に生まれた私は、お米をみすみす捨てることができないからだ。
小学校の頃、農業体験でお米を育てる実習があった。
モミを割って、出てきたお米を精米し、お箸ですくう程度の量のご飯になるのに、どれだけ時間と手間暇がかかるものか。
卵の孵化実験や、鮒の解剖など、トラウマになりこそすれ、何の役にもたたないと思うが(どちらも嫌で学校をズル休みした)、農業体験はすべての子供にやらせるべきだと思う。


話はズレたが、そうやって持ち帰ったご飯は、チャーハンになる。
外食で使われている安いお米は、美味しくない。少なくとも、日本人の口には合わない。
だから、炒めたりオジヤにしたりするのだ。
そうは言っても、私一人が食べる量など知れていて、いつか炒められるのを待つご飯が冷凍庫に増えていく。

ある時、そのご飯でお弁当にオムライスを作った。
チャーハンは出来立てが美味しいけど、オムライスならレンジで温めればいい。
多めにできたので、タッパに入れて職場に持って行き、同僚にあげた。

「なにこれ!!」

生まれて初めてオムライスを食べた同僚は、激しく感動。
その噂は広がって、その後もご飯が余ったときにオムライスを作り、余分を誰かにあげるようになった。
そして食べた人全員が、

「なにこれ!!」

と激しく感動する。
誰一人として、オムライスを見たことも食べたこともない。そもそも、ケチャップ味のご飯というのが斬新らしい。
ケチャップといえば、フレンチフライにつけて食べるもの。
「ねえ、またあれ作ってきて」
とリクエストされるほどの人気ぶり。
外国人がいる集まりに持ち寄りで料理を持っていくことがあったら、ちらし寿司感覚でオムライスがいいと思う。
卵をたっぷり乗せて、ケチャップをたっぷりかけて、見た目もいいし、なにより彼らはこの味が大好き。

ちなみに、持ち寄りでダメなのが「おでん」。
あれは、いけない。
和食大好きな夫も、おでんはダメで、日本にいたときの夫の同僚たちも、口をそろえて「おでん、食べたくならないね」と言っていた。
理由は、どれを食べても同じ味、と夫は言うのだけれど、そんなん、シチューだって何だって具は同じ味じゃないか。



和食といったら、寿司、天ぷら、オムライス


突然であるがそんなわけで、私は和食のトップ3に、堂々とオムライスを推薦したいのである。





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