2年間居座ったままだった”自治会長”と言う肩書から解放され、それを実感したくて息子と二人で以前から計画していた乗り鉄を敢行して来ました。前回、関西線走破時から、草津線に乗りたいなと思っていて、忙しい仕事の束の間の休日を利用して出掛けました。その記録です。
出発前日の3月31日は、冷たい雨が降り頻る天気で、明日も雨かもしれないし、雨なら延期しようと思っていたのですが、天気予報では午後には回復すると言うその予報を信じて、仕事帰りに京都からの帰りの特急券を買いに箕島駅まで行って来ました。この切符を買ったからには行くしかないと、決断するための購入でもありました。
こちらが今回のスケジュールです。いつもは息子が案を作成するのですが、今回は全て私がスケジューリングしました。箕島駅―天王寺駅間は私が苦手とする路線で、いつもは特急を利用するのですが、今回は交通費を抑えようと言う事で、特急利用は避ける事にしました。
我が拙ブログではすっかりお馴染みのJR箕島駅です。6時37分発の紀州路快速に乗るために、6時20分頃に箕島駅に来ました。(父に送って来て貰いました。)ご覧のように、前日の雨がまだ残っていて、寒い朝となりました。
6時37分発京橋行の紀州路快速で天王寺駅に向かいます。和歌山駅までは各停ですが、和歌山駅から天王寺駅間(阪和線内)は快速となり、途中、日根野駅で関空快速と合体して、8両編成で天王寺駅まで行きます。この紀州路快速が大の苦手で、いつもはなるべく避ける方向で計画してしまいますが、今回は座って行ける(乗り換え不要)のが分かっていたので、こちらを利用する事にしました。案の定、天王寺が近付くに連れて、超満員状態になりました。(天王寺駅―京橋駅間は大阪環状線に入ります。)
これは箕島駅構内にある運賃表です。草津線に乗るためには、関西線の柘植駅に行く事になりますが、草津線走破のついでに、今まで一度も乗車した事のない路線にも乗ってみたいと思い、「おおさか東線」を走破する事にしました。「おおさか東線」は、元々は貨物専用線だった城東貨物線を改良して旅客営業を行なうようにしたもので、現在は放出駅-久宝寺駅間が開通しています。将来は新大阪駅まで繋がる予定です。
と言う事で、久宝寺駅経由で放出駅に向かう事にしました。その為の乗車券がこちです。1,660円で行ける所、1,940円となりました。
さぁ、今回最初の電車です。ここから紀勢線・阪和線を経由して天王寺駅で途中下車となります。天王寺駅までは私一人です。
天王寺駅には定刻8時23分に18番ホームに到着しました。久宝寺駅に向かうため、関西線ホームの16番ホームに移動します。乗り換えまでの時間は7分です。この16番ホームで息子と合流しました。(息子も何とか休みになったようで、約半年ぶりの再会です。)
天王寺駅から久宝寺駅間は関西線です。8時30分発大和路快速加茂行に乗車します。ここで、息子との再会に夢中で、電車の写真を取り忘れてしましました。(^^;)
久宝寺駅には8時37分に3番ホームに到着しました。ここから「おおさか東線」に乗り換えて放出駅まで向かいます。この
放出と言うのは、難読駅名の一つで、そのまま読むと”ほうしゅつ”としか読めませんね。これら難読駅名は他にもたくさんありますので、調べて見るのも面白いかもしれないですね。
8時51分発の電車で、放出駅(終点)まで行きます。駅数は7駅しかありません。
これが放出駅行の電車です。
放出駅には9時6分に到着しました。ここから関西線に戻るルートは元来た路線を戻る方法と、学研都市線(片町線)経由で木津駅に行く二通りがあるのですが、学研都市線も今まで一度も乗車した事がないので、ここは学研都市線を選択する事にしました。学研都市線は京橋駅から木津駅を結ぶ路線で、京橋駅に戻ろうかとも思いましたが、時間のロスを考えて、止むを得ずそのまま放出駅から木津駅を目指すことにしました。いつか機会を見て、学研都市線も全線走破したいと思います。
放出駅で柘植駅までの乗車券を購入しました。1,490円也!
放出駅9時17分発木津駅行快速で木津駅に向かいます。
木津駅行快速電車です。
木津駅には10時14分に到着しました。この木津駅から関西線に戻り、乗換え駅の加茂駅に行きます。
10時22分発加茂行大和路快速で加茂駅に行きます。以前にも紹介しましたが、関西線の加茂駅から東は単線の非電化区間ですので、電車は全て加茂駅停まりとなります。今後、電化される事はあるのでしょうか? 車窓には「早期電化」の横断幕が掲げられていますが…。
加茂駅行の大和路快速です。
加茂駅には10時28分に到着しました。僅か6分間の乗車でした。
加茂駅からは10時41分発亀山行のディーデルカーに乗車し、草津線の起点駅である柘植駅に向かいます。
2両編成(ワンマンカー)の紫色の車体は我が拙ブログではお馴染みですね。
柘植駅には11時36分に到着しました。車内は結構混雑していました。
柘植駅から、今回の乗り鉄の目的である草津線乗車となりますが、乗換えまで約20分少々時間があったので、駅周辺を少し散策しました。そろそろランチタイムで、駅前の喫茶店が気になりましたが、20分程で食事するのは困難なので、ここは我慢する事にしました。
柘植駅で京都駅までの乗車券を購入しました。京都駅で下車し、プチ京都観光を楽しむ目論見です。
柘植駅12時1分発草津駅行の電車で草津線全線走破が始まりました。車輌の緑色が良いですね。路線距離(営業距離)36.7Kmの単線ですが、全線電化されています。そんなに混雑はしないだろうと予想していましたが、草津駅が近付く頃には乗車率は軽く100%を超えていたと思います。沿線の桜を楽しみにしていましたが、残念ながらその希望は叶えられることはありませんでした。時期的にまだちょっと早いみたいですね。
草津駅には12時45分に到着しました。そのまま京都駅に向かうために、草津駅の外には出ず、京都駅行の次の電車を待つ事にしました。
草津駅12時52分発姫路行新快速で京都駅に向かいました。乗り換えまで時間があれば、草津駅周辺を散策したかったのですが、息子が京都で行きたい所があると言うので、早々に京都駅に向かう事にしました。
京都駅には12時52分に到着しました。さすがに大都会で、大勢の人で大混雑していました。京都駅に降り立つのは、20数年振りの事で、その変貌振りに驚きました。
京都のシンボルと言えば京都タワーですね。今ではすっかり京都のランドマーク的存在となっています。ここで息子とは一旦別れ、単独行動を取る事にしました。息子は学生時代の友達に会いに行くと言って、バスに乗って行きました。
さて、私はどうしたものかと思案しても始まらないので、京都水族館に行く事にしました。時間があれば鉄道博物館に行きたかったのですが、それほど時間に余裕がある訳でもないので、短時間でも楽しめそうな水族館を選択しました。梅小路公園の一角にある内陸型水族館で、人工海水100%の水族館として結構有名です。駅から歩いて15分足らずで到着。この頃には天気も回復して、春の陽射しが暖かく感じられるようになっていました。公園内では色んなイベントが催されていましたが、それには目もくれず、2,050円を払って水族館に入りました。規模的にはそんなに大きくはないし、見るべき点も少ないのですが、京都の内陸部にある水族館と言う事で少し興味が湧きました。前回訪れた名古屋水族館の方が楽しめますね。
水族館を出て京都駅に戻って来ましたが、まだ時間があったので、ボークス京都店に行く事にしました。ルートを検索したら、京都駅から電車で西大路駅に行き、そこから徒歩で10分あまりと言う事が分かり、そのルートに従って行きました。西大路駅からボークスに向かう途中に食事処があったので、そこで遅いランチタイムとなりました。
その昔、個人経営の模型店として出発した時は、同志社大学の正門近くにその店があり、京都の友人と何度か訪ねた事があります。それが今では大きな会社となり、その開発部の入っているビルの中に、店舗が存在しています。初めての訪問でしたが、大きなビルにはいると写真のようなエンジンの展示物がお出迎えしてくれます。撮影禁止だとあとから分かったのですが、撮影したあとでしたので、時すでに遅し状態でした(笑) 消去しろとは言われなかった(と言うより、撮影したのを誰も知らない)ので、そのままこちらに掲載させて頂きました。飛行機ファンなら何のエンジンかは直ぐお分かりだと思います。
ボークス店内をうろつき、時間を潰してから、再び来た道を戻り、京都駅で息子と再合流し、お土産を購入して帰路に着きました。
帰りは、京都駅から17時47分発白浜行特急くろしお23号を利用して、乗り換えなしで箕島駅まで帰る事にしました。上の写真は京都駅の中央改札口で、その一部を拡大したのが下の写真です。
京都駅7番ホームの時刻案内です。
京都駅7番ホームから向かいのホームにある駅名表示看板で、奈良線ホームです。実は、草津駅からの帰りも、乗った事のない路線を利用して帰る予定にしていて、奈良線もその候補となっていました。ただ、そうなると、本当に電車に乗るだけの旅行になってしまうと息子に言われてしまい、京都で時間を取る事にしました。(息子は友達に会いたかったようです。)今回断念した路線は、またいつか機会を得て、走破したいと思います。
今回最後の電車となった白浜行特急くろしお23号です。北陸新幹線が開通するまでは北陸線を走っていたサンダーバードのお下がり電車で、6両編成(サンダーバードは12両編成)となっています。
これが前日に購入しておいた特急くろしお23号の乗車券&座席指定特急券です。息子も一緒に箕島駅まで帰って来ました。途中、阪和線内での人身事故のせいで、10分ほど遅延となりましたが、無事20時過ぎに自宅に戻って来ました。その後、近くの回転寿司店に行き、息子と二人で夕飯タイムを過ごしました。息子は今日の午後、大阪に帰って行きました。
フリーの身となった事を実感出来たかどうかは別にしても、行動中は自治会の事を考える事はなく、今回の乗り鉄を充分満喫する事が出来たのは実感しました。何も気にする必要がないと言うのは楽ですね(笑)
次の乗り鉄はまだ白紙状態ですが、青春18キップで山陽線・山陰線を利用して、中国地方を一周したいねなんて息子と話しています。果たして実現するのでしょうか? 明日からまた仕事で忙しい日々が始まります。
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