神戸市立小磯記念美術館で植物画世界の至宝展を観てきました。
世界最大の園芸愛好家団体である英国王立園芸協会が収蔵する2万点以上の植物画コレクションの中から約130点と小磯良平の描いた薬用植物画12点が展示されていました。
植物が好きだし、外に出るよりも家にいることのほうが好きですから、ボタニカル・アート(植物画)は老後の趣味なんかにどうかな~と、興味がありました。
実際、お稽古ごととして習っている人も増えているようで、会場にはルーペ持参で鑑賞している人も見かけました。

もともとこの植物画は正確な記録や、建築物、陶器などの装飾のモチーフとして発展してきました。ところが、写真技術の発展で、記録媒体としての存在は薄れたようです。それで、現在では鑑賞性の高さにポイントが置かれているようです。

花はもちろんのこと、がく、つぼみ、葉、茎、つる、実、種子、根、時には花に止まるチョウやハチまでもが実に細かく書き込まれています。
いや~、根気がいりそうです。私にはムリです。見て楽しむほうを趣味にしておくことにしましょう。
(下の2枚は小磯良平の植物画です)