自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

布の温かさ

2005-10-29 | 展覧会
少し前のことになりますが、布きれのポエムと題したパッチワーク展に行きました。
神戸市内でパッチワーク教室を主宰する方の作品を中心に、その方のお母さんと生徒さんの作品が約40点展示されていました。
大きい作品が多かったので見応えがありました。作品の横には制作意図も書かれ、なるほどと思える色づかいだったりします。


阪神・淡路大震災の年に亡くなったお母さんは60歳を迎えようという年で、アメリカへパッチワーク修業に出かけました。息子さんが住んでいたとはいえ、大した行動力です。


生徒さんの作品の中にし・あ・わ・せというタイトルのタペストリーがありました。息子さんがお嫁さんのことを「眠り姫のようによく眠る」と言っているのを聞いて、イメージした作品だそうです。
79歳の方の作品です。お嫁さんといってもかなりのお年でしょう。いい関係を続けてきたんだろうなぁと想像できます。そう大きくないので、ベッドカバーにはなりそうもないですけど。


私はいつか布を使った手仕事ができたらなぁと、衣類を処分するときに使えそうなものをとっておきます。家の中が片付かないのでやっかいなんですけどね。
パッチワークのような細かい作業はとてもできるとは思えませんが、何かに使おうという気持ちは持ち続けていきたいです。


女性、しかもお年を召した方たちが頑張っているのを見るのは、すごく刺激を受けます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする